小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

平時と有事のコミュニケーション

平時とは、変わったことのない時のことを言う。つまり、普段通りということだ。 有事とは、非常の事態が起こる時のことを言う。つまり、普段と様子が違うということだ。 では、タイトルにもあるような、平時と有事のコミュニケーションとは一体どういうこと…

ギラギラしてるか?

鈴木みのるを一言で言い表すとするなら、「ギラギラしている」である。「ストイック」ではあるのだけどそれではなく、やはり「ギラギラ」が一番しっくりくる。ちなみに、「ギラギラ」という言葉は、今回紹介する本のタイトルにもなっている。 ギラギラしてい…

ポスト・コロナの学校現場㉓「お気楽な思考」

この前、車の点検ということでディーラーへ行った。そこで、店員の方から「新型コロナの影響はどうですか?」と、聞かれた。僕は「いや、特には」と、答えた。 深く考えて出した言葉ではない。店員との会話を手っ取り早く終わらせたい、という思いがあったの…

服装の切り替え

今週のお題「急に寒いやん」 急に寒くなってきました。何だか秋と春という微妙な温度になる時が少なくなってきているようにも感じている。 寒くなってきた、と言いつつも日中は暖かいというか暑い時だってある。だから、もう本当に大変。なぜなら、服装が決…

お客さんには夢を見てもらいたいし、プロレスならそれができるんです。

お客さんには夢を見てもらいたいし、プロレスならそれができるんです。(by小川直也) 小川直也と言えば「ハッスル」という印象が今では強いだろうか。プロレスのリングに立ち始めた時は、かなりブーイングも浴びた。だけど、さすがオリンピアンである。そんな…

ポスト・コロナの学校は?

新型コロナウイルスがあることに慣れつつある。慣れるという表現は間違っているのかもしれないが、僕にはこのような感覚がある。だからか、世間でも「withコロナ」「ポスト・コロナ」等と言うようにもなってきている。 さて、ポスト・コロナの学校はどのよう…

ポスト・コロナの学校現場㉒「愚痴や本音が言える場を」

新型コロナウイルスの影響で、いろいろなことに制限がかかるようになっている。今までできたことができないというのは、どうしてもストレスが溜まる。まあ、これは仕方のないことではあるのだけど。 でも、やっぱりストレスが溜まる(笑)。それは教師だってそ…

「いも」から思い浮かぶのは?

今週のお題「いも」 「いも」と聞けば、まず「さつまいも」が思い出される。どうしてか、と聞かれるとはっきりしないのだが。でも、僕としては、いもと言えば、じゃがいもでもなく、さといもでもなく、さつまいもなのである。 では、せっかくなので、どうし…

信頼関係をベースに

先月、「高学年と向き合う」と題し、書評を書きました。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 今回は、その続きになります。 高学年と向き合うことを考えていく中で、キーワードなるものが浮かび上がってきた。それが「受容的な態度で、指導は最小限に、子ども…

ポスト・コロナの学校現場㉑「ゼロリスク信奉を捨てる」

ポスト・コロナの学校現場の記事の中でも書いたように、新型コロナウイルスの影響でリスクを回避することが難しくなっている。もちろん、少しでもリスクを小さくしようと、学校現場だけでなく多くの場で苦心されている。 学校はこのリスクについて大いに考え…

大流行の一冊

大流行しているマンガを紹介しようと思うので、何となく気が引ける。 今回、おすすめのマンガとして紹介するのが『鬼滅の刃』です。もう、詳しく紹介しなくても多くの人が知っていることでしょう。一昨日、映画の上映が始まった。当分の間は『鬼滅の刃』が世…

主たる者の心得

運動会が終わった。いつも思うことではあるが、体育主任は大変そうである。かなり他人事のようであるが(笑)。 でも、そんな体育主任の姿を何年も見てきて思うことがあったので、忘れない内にまとめておこう。 主任の仕事は仕組み(システム)を作るのが仕事。…

学習者の学びから考える

遅ればせながら「まんがで知る」シリーズの続編、そして「未来への学び」編の完結まで読み進めた。 いちおう、過去記事を貼っておきます。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp 「まんがで知る」シリーズは、当然まんがなので…

ポスト・コロナの学校現場⑳「引きこもりがち?」

多くの学校現場は、運動会が終わり、一段落といった所である。ご多聞に漏れず、自分が在籍している学校もそうである。そんな時期ではあるが、生活チェックアンケートを実施した。簡単に言うと、日々の生活習慣や生活リズムを把握するためのアンケートである…

僕にとって大切なお店

お題が「わたしの大事なお店」。ということで、僕にとって大切なお店について書くことにする。大切なお店なので、というわけではないが、具体的な店名は挙げませんので、悪しからず。 僕にとって大切なお店は、焼き鳥をメインに打ち出した居酒屋。取り立てて…

ゆとり世代教育論「僕たちは無様な大人たちを見てきた」

僕たちは、小さい頃から多くの場面で、無様な大人たちを見てきた。 例えば、食品偽装問題。ミートホープ、船場吉兆等、例は枚挙にいとまがない。そこでは、大人たちが自分たちのしでかしたことを何とかごまかし、はぐらかそうと狼狽える姿が報道されることと…

ネガティブの効用

水曜どうでしょうの新作が始まろうとしている。藩士(水曜どうでしょうファンの総称)にとっては楽しみの時間が近づいている。ということで、今回はどうでしょうに関係する本を紹介する。 「ミスター」と言えば、誰を思い浮かべるだろうか。 たいていの人は、…

ポスト・コロナの学校現場⑲「ワークシート押しの違和感」

以前に、この「ポスト・コロナの学校現場」の記事の中で授業のことに触れた。時間数の確保や少ない時間数で学習内容を終わらせようとしている。休校が長く続いたので、このような状況はやむを得ないように思う。でも、そんな中でも「子どもたちが考える時間…

運動不足の者には辛い時間

今週のお題「運動不足」 はい、運動不足です。最初に正直に白状しておきます。正真正銘の運動不足です(笑)。学生の頃を境に運動らしい運動を習慣的に行った記憶がありません。それぐらいの筋金入りの運動不足です。 でも、こんな人はけっこう多いだろう、と…

つくし世代とは?

著者は広告代理店アサツー ディ・ケイ(ADK)に勤務し、マーケティングを担当している。そして、マーケティングで得た知見をまとめたものが本書である。 著者は、本書で「若者」を「1992年に小学校に入学した人たちよりも若い世代」と定義した。その理由を四点…

ポスト・コロナの学校現場⑱「葛藤の中でいるということ」

以前の記事でも書きましたが、新型コロナウイルスの影響で行事の計画が難しい状況です。二学期というのは、大きな行事が多くあります。運動会、遠足、学習発表会、修学旅行等々。 だから、これらの行事を実施するのか、ということに頭を悩ませることになりま…

好きなおやつを三つ

今週のお題「好きなおやつ」 今回のお題は「好きなおやつ」だ。とても書きやすいテーマである。そりゃあ、好きなおやつは一つや二つ、と言わずいくつもある(笑)。それをポンポンと書いても面白味がないので、なるべく他の人が挙げなさそうなおやつを狙ってい…

バラバラのままで

この作品は、劇作家である平田オリザが、自らもワークショップなどで関わりを持ち続けてきた高校演劇をテーマに書き下ろしたものである。 平田オリザが提唱する、自然な会話とやりとりで舞台を進行する現代口語演劇理論が、ストーリーの中で示されている。文…

ポスト・コロナの学校現場⑰「ありがたみが薄まる」

臨時休校中、もちろんでありますが学校が休みとなりました。だから、子どもたちはそれぞれの家庭で時間を過ごすこととなった。共働きだとやりくりが大変だっただろう、子どもも大人も家庭にずっと縛り付けられるのは大変だっただろう、ということが想像でき…

近いような、遠いような

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」 敬老の日が近いということで、お題が「おじいちゃん・おばあちゃん」となったのだろう。せっかくなので、自分自身の「おじいちゃん・おばあちゃん」のことを思い返しながら記事を書いてみる。 思い返しながら、と…

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ(by三沢光晴) 現場は一瞬一瞬が勝負である。それは学校現場でも同じ。 指導・支援したい、指導・支援しないといけない、と思った時はたぶんその教師が考えた中での一番よいタイミングだろ…

高学年と向き合う

高学年の子どもたちへの対応の難しさは今に始まった話ではありません。高学年の子どもたちへの対応を難しく感じている教師は多くいる。それは僕も含まれている。 しかし、そこで二の足を踏んでいる場合でもない。何かしらの糸口を見出したくいくつかの本を読…

ポスト・コロナの学校現場⑯「歪みが見えてきた」

何回も述べてきましたが、新型コロナウイルスの影響で学校が休校となった期間がありました。だから、標準と言われる学習進度よりも遅くなっているのが学校再開時点での状況でした。 それに対応するべく、各自自体で夏休みの短縮や土曜授業の実施、七時間授業…

お供のあれこれ

今週のお題「ごはんのお供」 ご飯の記事って前にも書いたような気がする。ちょっと探してみる…。 やっぱりあった。せっかくなので、その記事を貼っておくので、よければご覧ください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp さ…

ゆとり世代教育論「はじめに」

新型コロナウイルスの影響が大きく、何だか忘れ去られていないか心配になるが、小学校では今年度より新学習指導要領が全面実施されている。「主体的・対話的で深い学び」が大きなキーワードとなっている。 新たな教育の方向性が示されるようになると過去のこ…