秋も深まってきた。この時期になると、授業が公開されることが多くなってくる。御多分に漏れず、自分もその渦中にいる。
研究授業となると、「大変だ」「普段の実践と乖離がある」「やりたくない」等とネガティブな声をよく聞く。まあ、このような声をあげたくなる気持ちはわからないではない。
だけど、研究授業は授業を公開することによる効用がいくつもある。
①教材研究を深められる ②多様な意見を聞くことができる ③授業を客観視できる ④多くの感情を抱くことができる
思いつくままに挙げてみた。①~③は、わかりやすいものであろう。
④については少し説明をする。多くの感情。例えば、喜び、悔しさ。自分として満足できる授業を行うことができると喜びを抱く。満足できない授業になると悔しさを抱く。このどちらの感情も、次への原動力となる。
授業が上手くいく、上手くいかないだけに目を向けるのではなく、研究授業を通して抱く感情にも注目したい。