学習指導要領が改訂された。今回の改訂により、「主体的・対話的で深い学び」という、いわゆるアクティブ・ラーニングの視点が明確になった(以下、AL)。ALの視点での授業改善は、簡単に言うと「外化」を授業に取り入れる、ということである。
「外化」とは認知科学用語で、自分の考えを他者に説明するために文章に書いて示したり、図を作ったりして理解の過程を見えるようにすることを意味する。要するに、「アウトプットする」ということである。
インプットをすると、新たな情報や知識を得られる。しかし、
アウトプットは、端的に言うと「行動」である。アウトプットして初めて、変化を起こすことができる。
そして、著者の樺沢は以下のように言い切っている。インプットは「脳内世界」が変化するだけ。アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができる、と。
だからこそ、アウトプットすることは大切というものではなく、必須事項なのである。なぜなら、アウトプットでしか変化を起こすことができないのだから。
それに倣い、こうやってアウトプットを行っている。貧弱なものであっても、細々であってもアウトプットしていることは決してムダではない。いずれ現実世界を変えるきっかけが生まれる。そう信じてアウトプットを続けることとする。
こうやってアウトプットをする者の背中を押してくれた。アウトプットをして現実世界を変えようとする者、変えようとしたい者にとっては必読の書である。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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