小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

どの言葉がよいか?

 学習者主体の授業・学級を創っていきたい、と思っている。その時に、「任せる」「預ける」「委ねる」、どの言葉がぴったりくるだろうか?

 という問いを、同志の先生からもらった。

 辞書で調べると…

任せる…①自由にさせる ②相手の好きなようにさせる ③ほっておく

委ねる…①すべてまかせる ②ささげる

預ける…①頼む ②ゆだねる ③一任する

 

 

 問われると、こんな意味がそれぞれの言葉にあるのだな、と再認識する。今まではあまり何も考えていなかったことに気づかされる。

 僕はよく「任せる」という言葉を使っている。しかし、意味を見ると、「任せる」では適当ではないように感じてきた。子ども達に任せるということは、決して「ほっておく」ということではない。ここに引っかかりを覚えた。

 次に「委ねる」はどうだろうか。あまり「委ねる」という言葉は使わない。だから、あまり馴染みがないのでしっくりこない(笑)。

 では、「預ける」はどうだろうか。「預ける」という言葉は日常的に使うので、まずはOK。そして、僕としては「預ける」という言葉を使うのが適当なのではないか、と考えた。

 なぜなら、教室で行うことは子ども達と教師とで創り上げていくものであるからだ。もちろん、主体は子ども達。しかし、子ども達に任せっぱなしということはあり得ない。これは学校教育である以上、避けては通れない。

 だから、繰り返しになりますが子ども達に任せっぱなしにはしない。そして、子ども達に不備・不足があれば、教師側が再度「預かる」ということもする。この時は、預けたものを「返してもらう」という感覚に近いだろうか。

 以上のように考え、「預ける」という言葉が適当だろう、と思った。だから、これからは「預ける」という言葉を使っていこう、と考えた。