前回の【学級経営編】の続き。
いよいよ3月になった。新しい年度まであと1か月。新たに教育の現場に足を踏み入れようとしている者たちは、ドキドキワクワクしている頃であろう。それは、すでに教育の現場にいる者たちも同じでもある。
でも、やっぱりドキドキの方が大きいように思う。そこで、新たに仲間入りする者たちに勝手に(笑)、4月までに読んでおきたい本たちを紹介したい。今回は授業編。
①文部科学省『学習指導要領解説』
学習指導要領は、各教科の目標や内容を文部科学省が定めたものである。そして、解説書は、その内容を明確にするために同省が作成した教員向けの冊子である。
公教育である以上、この学習指導要領を無視することはできない。むしろ、この学習指導要領を読み、活用するという姿勢が必要である。
決して高いものではないから、全教科・領域のものは揃えたい。
不朽の名作である本書。とりあえず、「授業の10原則」だけでも読んでおきたい。この10原則を知っているか知らないかで大きく変わる。
本書の中で著者の向山は「授業がうまい人は、授業の技術や法則を上手に使いこなしている。何気ない一つ一つの「指示」「発問」の中にも、原則が貫かれている。原則に支えられた技術や法則を使いこなしている。」と述べている。
技術が全てではないが、技術を学ぶという姿勢は持っておきたい。
③堀裕嗣『一斉授業10の原理100の原則』学事出版
現在、学習指導要領改訂が大きく注目されている。そこで出てきたキーワードの一つが「アクティブ・ラーニング」である(以下、AL)。間違いなく、AL発想による「学び手中心の授業」が多くなっていく。
でも、だからと言って一斉授業が全く無くなるというわけではない。だからこそ読んでおきたいのが本書。一斉授業という大きな領域を体系化されている。先程、紹介した『授業の腕をあげる法則』を現在の教育環境にチューニングし、再提案してくれているという感じも受ける。必読の一冊である。
一斉授業10の原理・100の原則―授業力向上のための110のメソッド
- 作者: 堀裕嗣
- 出版社/メーカー: 学事出版
- 発売日: 2012/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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④中村健一『つまらない普通の授業に子どもを無理矢理乗せてしまう方法』黎明書房
本書の著者である中村は「授業はもともとつまらないものだ」と述べている。それに子ども達を無理矢理乗せてしまおう、というのが本書の提案。
無理矢理だからと言って、強制させているわけではない。いつの間にか子ども達が乗ってしまっている、ということを志向している。それを達成するための具体的な指導法・技術がたくさん掲載されている。
⑤田村学『授業を磨く』東洋館出版社
今回の学習指導要領改訂のキーマンの一人である田村学氏の一冊。
本書を読むことで、改訂の目指す方向性やこれからの授業の在り方や思考ツール等、広く学ぶことができる。本書をきっかけにし、さらなる学びに向かうことができるはずである。



