小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

チーム教師⑦「愚痴たる者へ」

 愚痴を吐き出すということは、別に悪いことではないと思う。精神健康上よいことであろう。
 と、大前提というか、予防線を張っておこう(笑)。
 だけど、相手だって愚痴を吐いているあなたのことで愚痴を吐いているかもしれないことは頭に入れていますか?
 もしかして、「悪いあの人」「かわいそうな私」と思っていませんか?
 それだったら、何も生産されない。いや、負の感情や考え、行動は生産されるけども。
 また、あの人と「わかりあえる」と幻想を抱いていませんか?
 「わかりあえる」なんてよっぽどのことがないと難しい。例として家族の一人を思い浮かべてみよう。その人と完全に「わかりあえる」と言えるだろうか?
 さらに、あなたが愚痴を吐いている周りで愚痴を聞いている人の気持ちに思い巡らせてみたことはありますか?
 本当に滑稽に映っていますよ。何て言い訳の多い人だなと。
 だから、止めないといけないとは言わない。だけど、反対側への配慮というか、共感はないのだろうか、と心配している。
 たぶん、「あっちは何の配慮も、共感もないではないか」と憤るであろう。その気持ちはわからなくもないが、たぶん本人が一番理解しているよね?
 「結局は自分から一歩踏み出さないといけない」ということを。

 以上のようなことを自覚しておかないとチームになるということは夢のまた夢に終わってしまうだろう。

 まあ、こう書いている自分も結局愚痴を吐いているということは、もちろん自覚している。