初任の先生から「学級経営で何を大事にしたらいいですか?」 というおたずねがあった。
そこで、僕は「ブルゾンちえみかな」と答えた。
案の定ポカンとされた(笑)。だから、 急いでその真意を説明する(笑)。
「学級の子どもたちを三つに分けてみて。 Aはこちらに好意的であったり、 どんなことでも進んで取り組む子。Cは落ち着かなかったりして、 思わず一言言いたくなる子。 Bはどちらにも当てはまらない普通の子」(もちろん何を持って「 普通」とするのかは考えないといけないけど、 それは本旨ではないので気になさらず)。
話を続ける。
「Aの子、Cの子は褒める、叱るといろいろあったとしても注目はするよね。でも、Bの子たちは見逃してしまいがちだよね。だけど、このBの子たちこそ注目し、なるべくAに近づけていくことが必要だよ。そうできると、きっと学級は安定する。反対にBの子たちがCに近づいていくと学級は不安定になる。だから、カギはBの子たちなんだよ。つまり、with Bというわけ(笑)。」
ここまで説明すると初任の先生の表情も晴れた。そして、「ブルゾンちえみかな」と言った真意も伝わった(笑)。
学級の子どもたちを三層に分け、そして中間層にこそ注目するということが学級経営において重要になる。このことは多くの論者が述べている。その中でもおすすめしたいのは俵原先生の論述。僕が今回初任の先生に話したことも俵原先生の論述に影響を受けている。
これからの学級経営の合言葉は「with B」で!