算数専科ということで、算数授業について改めて学び、深めていこう、と意気込んでいる。そこで、早速手にした一冊が樋口先生の著作。
その中で、樋口先生は算数授業づくりのポイントを以下のように説明している。
・問題を解いていたときに式、答え、考え方に加え、心の中で思ったことや感じたことを書き出す。
・そして、解き終えた後に教科書を見て、自分の考えと比較し、心の中で思ったことや感じたこと書き出す。
つまり、内言を可視化することを推奨しているということだ。
実際にこのやり方で教材研究を行い、授業を創っている。内言を可視化することで、教材についての考えが広がり、深まっている。
そして、ここで可視化した内言を基にすることで、子どもの思考や文脈を推測し、それに添いながら展開していく流れが組み立てやすくなっている。これは、今年度丁寧に続けていかないといけないな、と感じているところ。
そして、この内言を可視化することは、何も算数だけで有効な手立てではない、と感じている。他の教科や領域でも使えるだろう。試す機会がほとんどないので検証することはできないのだが。
興味を持った方は実際に手に取り、内言を可視化することで授業を創っていってもらいたい。算数以外の教科・領域の実践をされた方は、是非教えていただきたいです。
クラス全員をアクティブな思考にする算数授業のつくり方 ―14のステップで教材開発&授業展開のしかけづくり― (算数科授業サポートBOOKS)
- 作者: 樋口万太郎
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: 単行本
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