小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

意思表明ができるように

 このブログで報告しているように「クラス会議」に取り組んでいた。僕の学級にとって「クラス会議」という取り組みは、核の一つである。それぐらい自分なりに思いを持ち、実践してきた。

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  さて、世間では今、地方統一選・結果の報道が多くなされている。そして、ここのところ毎度のように「投票率が芳しくない」ことについて言及される。投票率が芳しくないということは、政治に興味がないという人が多いということだろう。そして、実際に投票所に足を運び、投票する人が少ないということになる。

 このような状況を知っているので、子どもたちにはせめて自分で意思表明ができるようになってもらいたい、と願っている。だからこそ、クラス会議の意義というのも際立つ。

 クラス会議では、最終的に多数決を行うということが多くある。多数決をする前に僕は、以下のように子どもたちに話している。

「自分がいいな、と思うものに手を挙げましょう。もちろん、手を挙げないというのも選択肢の一つです。ただ自分たちの学級のことを決めるのだから、手を挙げないというのは寂しいな、とも思うのだけど。誰でもない自分たちのことだからね」と。

 何が何でも手を挙げよ、と言っているわけではない。だけど、やっぱり自分たちのことを考え、自分たちで決めるのだから、それは理解しておいてほしい、という思いがある。そして、意思表明をしてほしい。

 もちろん、自分から選んで投票しないというのも悪くはない。だけど、とにかく自分で考え、自分たちのことに対して意思表明できるようになっていってほしい。そうするためには、このクラス会議という取り組みは、やはり大切にしていく必要がある、と改めて感じている。

 こんなことを、地方統一選の報道を見ながら考えた。