小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

十連休に読みたい本

 GWが始まった。いや~、嬉しいですね(笑)。怒涛の4月を終え、一息つきましょう。

 でも、いずれまた始まります。それまでに読んでおきたい本を紹介します。どの本も、明日にすぐ役立つという視点で見ると、そうでないものばかりです(もちろん明日すぐに役立たないわけではありません)。でも、きっとこれからの教育活動においてプラスになるものばかりだ、と思っています。

 

①堀裕嗣『スペシャリスト直伝! 教師力アップ成功の極意』明治図書

 堀先生の論述にはとても刺激を受けます。自分では考えてはいないことに気づかされることがしばしばある。

 本書の中に「キャラクターを分析せよ」という項目がある。キャラクターというのは、教師である自分が子どもたちからどう見られているか、ということである。それを考え、子どもたちの前に立つ。それだけでも大きく変わるだろう。

スペシャリスト直伝! 教師力アップ成功の極意

スペシャリスト直伝! 教師力アップ成功の極意

 

 

②金大竜『ハッピー教育入門』明治図書

 金先生は「あいさつ自動販売機」等のユニークな実践でも有名である。

 多くの実践をされているが、それよりも僕が魅力を感じていることがある。それは、「失敗や悩みをオープンにしてくれる」ところである。

 金先生は自分の失敗や悩みをオープンにし、そこで考えていること、迷っていることを語ってくれる。そんな姿に励まされる。ああ、僕だけが悩んでいるのではないのだと。

 

③佐藤佐敏『学級担任 これでいいのだ!』学事出版

 教師をしていると、「教師はこうあるべき」「子どもたちに〇〇はするべき」等の思考停止に陥ってしまうことがある。教師なりに真面目に考えているつもりなのだけど。でも好転はしない。

 そんな教師たちを思い佐藤先生が、バカボンのパパよろしく「これでいいのだ!」と励ましの言葉をくれる。もう少し肩の力を抜いて、物事を進めてみようかな、と思わされる。

学級担任 これでいいのだ!

学級担任 これでいいのだ!

 

 

④苫野一徳『はじめての哲学的思考』ちくまプリマー新書

  このブログではおなじみの苫野先生の一冊。苫野先生の本をどれでもよいので読んでほしいのだが、あえてこの一冊を選んだ。

 苫野先生が説明する「哲学的思考」は、何も「哲学」する時にだけ必要なものではない。物事を考える時に必要な思考である。「哲学的思考」を持っていることで、連休明けに見える世界がきっと変わりますよ!

はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書)

はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書)

 

 

⑤坂本良晶『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』学陽書房

  以前、このブログで書評を書きました。繰り返しになるので本書の内容にはあまり触れません。気になる方は過去記事を参照してください。

kyousituchallenge.hatenablog.jp

  この本を読んで大いに刺激を受けた。自分のミッションは何だろうか、ということを改めて考えるきっかけを与えてくれた。この休みの間に改めて、自分のミッションは何なのか、を考えてみませんか。

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

 

  

 では、これらの本をお供に、よい連休をお過ごしください。