GWが始まった。いや~、嬉しいですね(笑)。怒涛の4月を終え、一息つきましょう。
でも、いずれまた始まります。それまでに読んでおきたい本を紹介します。どの本も、明日にすぐ役立つという視点で見ると、そうでないものばかりです(もちろん明日すぐに役立たないわけではありません)。でも、きっとこれからの教育活動においてプラスになるものばかりだ、と思っています。
①堀裕嗣『スペシャリスト直伝! 教師力アップ成功の極意』明治図書
堀先生の論述にはとても刺激を受けます。自分では考えてはいないことに気づかされることがしばしばある。
本書の中に「キャラクターを分析せよ」という項目がある。キャラクターというのは、教師である自分が子どもたちからどう見られているか、ということである。それを考え、子どもたちの前に立つ。それだけでも大きく変わるだろう。
金先生は「あいさつ自動販売機」等のユニークな実践でも有名である。
多くの実践をされているが、それよりも僕が魅力を感じていることがある。それは、「失敗や悩みをオープンにしてくれる」ところである。
金先生は自分の失敗や悩みをオープンにし、そこで考えていること、迷っていることを語ってくれる。そんな姿に励まされる。ああ、僕だけが悩んでいるのではないのだと。
ハッピー教育入門 主体性&協働力を伸ばす秘訣 (THE教師力ハンドブック)
- 作者: 金大竜
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: 単行本
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③佐藤佐敏『学級担任 これでいいのだ!』学事出版
教師をしていると、「教師はこうあるべき」「子どもたちに〇〇はするべき」等の思考停止に陥ってしまうことがある。教師なりに真面目に考えているつもりなのだけど。でも好転はしない。
そんな教師たちを思い佐藤先生が、バカボンのパパよろしく「これでいいのだ!」と励ましの言葉をくれる。もう少し肩の力を抜いて、物事を進めてみようかな、と思わされる。
④苫野一徳『はじめての哲学的思考』ちくまプリマー新書
このブログではおなじみの苫野先生の一冊。苫野先生の本をどれでもよいので読んでほしいのだが、あえてこの一冊を選んだ。
苫野先生が説明する「哲学的思考」は、何も「哲学」する時にだけ必要なものではない。物事を考える時に必要な思考である。「哲学的思考」を持っていることで、連休明けに見える世界がきっと変わりますよ!
⑤坂本良晶『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』学陽書房
以前、このブログで書評を書きました。繰り返しになるので本書の内容にはあまり触れません。気になる方は過去記事を参照してください。
kyousituchallenge.hatenablog.jp
この本を読んで大いに刺激を受けた。自分のミッションは何だろうか、ということを改めて考えるきっかけを与えてくれた。この休みの間に改めて、自分のミッションは何なのか、を考えてみませんか。
では、これらの本をお供に、よい連休をお過ごしください。