小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ソフトでも、ハードでも

 コンタクトレンズの話ではない(笑)。

 先日、初任の先生から学級経営についてのお悩み相談があったことを記事にした。その話の続き。
 初任の先生から、「やっぱり、なかなか学級が落ち着かないのですが」というお悩み相談があった。そこで、僕は「整える」という話をした。内容は以下のようなもの。
 「では、教室環境を整えてみよう。机の中やロッカーの中や学級文庫の棚って、どんな状態かな。その状態を確認して、もし乱雑になっているのなら、それを整えてみよう。整えてみるとすぐに効果があるってわけじゃないのだけど、整えるということは大切だよ。ブロークン・ウィンドウ理論というのがあってね。簡単に言うと、窓が割れているのを放っておくと、そこは関心がないから何でもしていいや、という思いを持たせてしまうことにつながるということ。つまり、教室が乱雑になっていたら、そこでは何でもしていいや、という思いを子どもたちに持たせてしまうことにつながるということ。そうなると、もちろん学級は落ち着かない。だから、整えてみよう、ということ。だけど、学級が落ち着かない原因は、教室環境が整っていないということだけではないはずなのだけどね。でも、整えるということは、目で見て確かめやすいことだよね。だから、まず手始めに取りかかるには一番よいように思うんだ。ということで、教室に行って整えてみようか」と。
 前回話したことは、B視点の子どもたちに注目しよう、ということ。これは、ソフト面を考えるということ(過去記事を参照してください)。

kyousituchallenge.hatenablog.jp

 今回話したことは、教室環境を整えてみよう、ということ。これは、ハード面を考えるということ。学級経営では、ソフトだけでもなく、ハードだけでもなく、両面からアプローチすることが大切なのではないか。そんなことを考えながら、初任の先生と話した。

 これで、どうなっていくだろうか? 少しずつでも好転していくといいのだけど。