小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

破壊なくして創造なし!

破壊なくして創造なし!(by橋本真也)

 

 教師という仕事は経験がものを言う。もちろん、経験のない若手教師が子どもたちの心を掴む、経験が浅くても素晴らしい授業をするなんてことはある。だけど、やはり経験がものを言う。

 そして、数年この仕事をして経験を積む。そうすると、ある程度のことを安定してできるようになる。これも経験の賜物である。

 だけど、この安定に安心してはいけない。安定は現状維持につながる。現状維持ということは、良い方向に進んでいくことではない。時には悪い方向に進んでしまうことさえある。

 では、どうしたらよいか? 安定が得られた、と感じたら意図的に破壊するのだ。「自分はまだまだ、もう一度やり直そう」という思いを持ち、自分のしていることを見直す。そして、大胆にも破壊する。そうすることで、新たなものを創造することができる。いや、そうでもしないと想像なんてできない。

 だけど、ここで書いたことは簡単ではない。安定を捨て、破壊し想像するのは、かなりの力がいる。繰り返しになるが、そうでもしないと創造なんてできない。だからこそ、一学期の終わりに振り返ってみましょう、教室で行ったことを。そして、夏休みに作戦を立て、破壊しましょう。そして、新たなものを創造しましょう。

 合言葉は、「破壊なくして創造なし!」である。