小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

何も考えていない?

 若手の先生と放課後に雑談。そこで一人の子の話になる。

U-Tchallenge「あの子って何かいろいろとしでかすねー(笑)」
若手「そうなんですよ、だから大変で」
U-Tchallenge「そうなんや。見てると周りからの注目がほしくてやってるように見えるけど?」
若手「何も考えていないですよ、あの子は」
U-Tchallenge「ふーん、そうかなー」
 というような話になった。その後、また違う話題に移っていったので、この話はこれまで。
 そして、帰りながら若手の先生の「何も考えていないですよ」という言葉に思いを馳せる。
 何も考えていない子なんているのだろうか? いや、そんなことはないはずだ。どの子もその子なりに考え、目的を持ち行動するのではないだろうか? 往々にして、気になる子の考えや目的は不適切なものが多いが。だけど、その子の中ではその考えや目的は切実なものでもある。だから、周りから見るとおかしな行動もする。
 このように考えると、やっぱり「何も考えていない」ことはないよな、という結論に至る。それに、何かしらの考えや目的があるのだろう、と思えないとその子の行動を理解できないのではないだろうか。もちろん、そう思ったからと言って、その子のことを理解できるわけではないのだけど。
 でも、その子なりの考えや目的を感じようとするかしないかには雲泥の差があるだろうな。