小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

チーム教師⑳「安心感ができると」

 これまで、チーム教師と題し、教師がチームになるための方策や考え方を提示してきた。今回からは、少し趣を変えて、教師がチームになることができたら、どうなるか、ということを提示していきたい。つまり、未来に目を向けてみよう、ということです。

 
 教師がチームになることができたら、きっと職員室には「安心感」が生まれる。教室に「安心感」があるようにすべきことは、よく言われることである。でも、それは子どもたちだけでなく、教師にだって必要なものである。「安心感」がないと愚痴の一つもこぼせなくなってしまう。逆風が吹き荒れる教育界にとって、これは辛い。だから、「安心感」を生むために、教師がチームになる必要がある。
 もちろん、「安心感」があるということは、全員の仲がよいということではない。もちろん、合う合わないがあるので、別に仲よくなる必要はない。それに、全員が仲よしにならないといけない、となると余計な圧力が生まれそうだ。そうなると、「安心感」からは遠のいてしまう。
 そして、「安心感」が生まれることで生産性も上がる。なぜなら、「安心感」が生まれることで「リスク」を取ることができるようになるからだ。「安心感」がないと「リスク」は取れない。失敗したとしたらどこから矢が飛んでくるかわからない状況で「リスク」なんて取れない。反対に、失敗したとしてもフォローしてくれたり、相談に乗ってくれたり、笑い話にしてくれたり、としてくれるとどうだろうか。これだと「リスク」を取ることができる。つまり、「安心感」が生まれることで生産性があがるというわけである。
 生産性を上げ、教師の魅力化のために、僕たち教師はチームになりましょう。