小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

しくじり授業②「ノートづくり型」

 二つ目の型は「ノートづくり型」のしくじり。

 これは簡単に言うと美しいノートをつくらせようとする授業。

 ノートは美しい方がいいのだろうか? 汚いよりは美しい方がいいだろう。でも、それよりも大切なことがある。それは、ノートにその子自身の考えや思ったことがかかれていること。これらをかき残すためにノートづくりをしていきたい。

 だけど、そうはなっていないしくじり授業をけっこう見た。例を少し挙げてみる。

 ノートにかく場所を細かく指定し、全員同じように書き切らせる。決して悪いばかりではない。授業開きをした時には、ノートのかき方を指導する。そうでもしないとぐちゃぐちゃなノートになってしまうから。でも、これをいつまでも続けていてもね…。

 視写の授業かと思うぐらいノートに板書を写させる授業もあった。いや視写も大切だと思います、だけどそれは別の時間でやればいい。作図の手順を書き写したところで、作図ができるようになるわけでもない。目的がすり替わってしまっているように思えた。

 他にも例はあるが、この辺りでやめておこう。

 書いてみて思ったのだが、冒頭でも述べたように、やはりノートづくりは、その子自身の考えや思ったことをかき残すことを目的としたい。美しさはあくまでもプラスアルファかな。