小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

いま一人でやっていることが、何に、いつ役立つのかはわからないけれど、絶対に役に立つということだけは、わかっている。

いま一人でやっていることが、何に、いつ役立つのかはわからないけれど、絶対に役に立つということだけは、わかっている。(by飯伏幸太)

 

 真夏の祭典「G1クライマックス」。今回で29回を数える。その結果が出た。「G1クライマックス29」で優勝を飾ったのは飯伏幸太であった。飯伏にとっては悲願達成といったところだろうか。オカダ、棚橋から勝利をあげたことはとても大きなことだっただろうな、と思う。

 そんな飯伏の言葉を紹介する。それが記事のタイトルにもなっている「いま一人でやっていることが、何に、いつ役立つのかはわからないけれど、絶対に役に立つということだけは、わかっている。」である。

 飯伏というレスラーは、一見無駄とも思えるようなことをたくさんしている。プロレスファンから見ると、何も無駄ではない、と感じている。そして、その無駄とも思えることに情熱を傾ける姿にこそ、飯伏の魅力だとも思っている。ヨシヒコとの一戦、商店街等のさまざまな場所で行われるプロレス。全てに無駄ではない。きっと、これらの経験が今回の最高の結果につながっていることだろう。

 さて、自分たちはどうだろうか? 役に立たない、と思うようなことは極力避けようとしていないだろうか。もちろん、精査し、無駄を省くということは悪いことではない。しかし、無駄とも思えるようなことから学べることや気づきを得るということもあるのではないだろうか。無駄を省くという名目で、そんなものまで捨ててしまってはいないだろうか。後に役立つかもしれないのに。

 そんなことを考えさせられる言葉である。無駄と思えることでも何かの役に立つ時が来るかもしれない。だから、無駄を楽しむことができるようになったらいいのではないだろうか。そうなれば、きっと成長することができるだろう。