小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

一区切りをつける

 運動会シーズンも終わろうとしている。子どもたちはもちろん、教師たちも充実感を得られたものになっただろうか? 学校を見渡してみると、やり切った感が充満している。一部では、魂が抜け落ちている様子も見られる(笑)。

 だけど、運動会が終わったからといって日々のいろいろなことが終わったわけではない。こんな当たり前のことを見えにくくしてくれるのが、大きな行事の厄介なところでもある。

 このことに自覚的でないと、ダラダラっと日々を進めることになってしまう。これも決して悪いわけではない。小休止だって必要ではある。でも、気をつけないといけないことはこのままダラダラに留まってしまうことである。そして、そろそろ重い腰を上げようか、と思った時には手遅れになる。そこから何とか持ち直そうとしたができなかった。

 こんな経験を僕はしたことがあります(苦笑)。だからこそ、この時期だからこそ「気をつけてほしい」と言いたい。

 では、手遅れにならないためには、どうしたらいいだろうか。僕は「振り返りの時間」を設けることをおすすめしたい。大きな行事の後には、よく作文を書かせる。これは個人の振り返りにはなる。だけど、運動会は集団でも取り組んでいたので、学級全体で振り返りをしたい。

 振り返りをすることで一区切りつけるということができる。これは子どもたちもそうであるし、教師自身にとっても効く。できたら、反省みたいな振り返りではなく、成長を振り返ることができるといいな、と思います。

 そして、振り返りをして改めて学級目標等に立ち戻り、「自分たちはこんな学級に向けて進んでいる」ということを改めて意識づけたい。語り直しをして、運動会のエネルギーをガソリンとして再加速していきたい。

 まだ記憶の新しいうちに是非どうぞ!