小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

いろんな紆余曲折と試行錯誤、スタイルが融合して今の新日本に集約されているんだなって、ようやく最近理解できたよ。

いろんな紆余曲折と試行錯誤、スタイルが融合して今の新日本に集約されているんだなって、ようやく最近理解できたよ。(by獣神サンダー・ライガー)

 

 2020年1月での引退を表明しているライガーの言葉。1989年にデビューをし、来年で31年間の現役生活にピリオドを打とうとしている。

 ライガーが戦い続けてきたこの31年間はいろいろなことがあった。新日本プロレスだけでなく、プロレス界の衰退を経験した。そして、V字回復とも呼べる、最近のプロレス熱の再燃まで経験してきた。そんなライガーだからこそ、このような言葉も出るのだろうし、重みも生まれる。

 この言葉を聞くと、無駄なことは何もないのだな、と改めて思う。もちろん、何事にもこの言葉を発したライガーのように、意味を持たせたいといけないが。

 教育界もいろいろな紆余曲折と試行錯誤が繰り返されている。ライガーが引退する2020年は小学校学習指導要領の改訂が行われる。まさに試行錯誤が始まる。いや、すでに始まっているが。

 だけど、ここで気をつけないといけないことがある。それは、今まで行ってきたことを否定すること。もちろん、バージョンアップはしていかないといけない。だけど、本当に何もかも要らないものなのだろうか? それは見極めないといけない。

 また、新たなことをしているつもりになっているが、すでに過去にされてきたことがあるかもしれない、ということも意識しておかないといけない。新たなことを始めようとするならば、やはり過去を振り返ってみないといけないだろう。だけど、やっている最中はなかなかそこまで意識できないだろう。ライガーのように引退する時になってようやく気づくのだろうな。