小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ミッション・ドリブン

 楽しみにしていた一冊が遂に刊行となった。それが、さる先生こと坂本良晶先生の『「学校現場」を大きく変えろ! MISSION DRIVEN』だ。

 先日届き、一気読み、そして再読した。ということで、興奮冷めやらぬ内に書評をまとめたいということで、ブログの記事にしている。個人的に、書評の記事は一週間に一つ、と決めているのだが、そうも言っていられない。

 この本で坂本先生が主張していることは、本のタイトルにもなっている「ミッション・ドリブン」ということ。以下に引用してみる。

ミッションにドライブ(駆動)される教員が増えていけば、「学校現場」は大きく変わり、より面白い世界へと変わっていくはずです。そして、ミッションに取り組む教員は、教員を目指す学生たちに魅力的な存在、職業として映るのではないでしょうか。一人でも多くの教員が自分のミッションを持つことが大切だと感じています。

働き方改革が叫ばれるなか、「ミッション・ドリブン」という考え方は、〝在り方改革〟であり〝生き方改革〟とも言えます。勤務時間という定量的な数値ももちろん大切ですが、いかに豊かに教師としての人生を生きるかという視点も必要であると考えています。

  この「ミッション・ドリブン」、教師の「在り方改革」「生き方改革」を提唱している。この考え方は、前作の「全部やろうはバカやろう」でも触れている。それに触発され、僕自身のミッションも書き出した。

kyousituchallenge.hatenablog.jp

  でも、「ミッション・ドリブン」という考えに再度触れ、改めて僕自身のミッションを書き出してみることにする。

 僕の ミッションは「教師のチーム化を図り、子どもも教師もハッピーに」というもの。ずいぶんと、坂本先生に引っ張られているような気もするが(笑)。

 以前、僕は「教師がチームになるために」という論考をブログにアップした。僕としては思うところを書き連ねただけであったのだが、このブログを訪れる方にはけっこう読まれたようである。このブログの注目記事の一位に輝いている(と言っても、読まれているのもかなり少ない数ではあるが)。それに気を良くし、「チーム教師」と題した連載も行った。

kyousituchallenge.hatenablog.jp

kyousituchallenge.hatenablog.jp

 そうしているうちに、僕にとって「教師のチーム化」ということがミッションのように感じるようになってきた。僕は教師がチーム化することで、教育の質の向上、何より教員の活性化につながる、と考えている。それが、子どもも教師もハッピーにつながる、とも考えている。

  「教師のチーム化」実現に向け、実際の現場での気づきや書籍等からの学びを深めているところである。また、このブログを通して、発信していきたい。

 このような、僕にとっては熱い思いが灯っている。まさにドライブされている。それも、坂本先生の本を読んでのことである。この本にドライブされたということだ。

 これだけでなく、今回の本は読み物としてもおもしろい、と感じた。特に一章・二章の教師になる前やTwitterで発信を始めた頃の話。三章・四章は、僕みたいに坂本先生の発信を追っている者からするとおさらいのようになっている。また、「実践編」として、前作の「全バカ」で紹介されているものの多くが、実物や図解されている。そこも必見である。

 さて、思いに任せ書いていると長くなってきている。とにかく、一読し、ドライブされてください。そして、自分のミッションを考えてみましょう。そうすることが、「株式会社 公教育」の発展に寄与することになるだろう。「株式会社 公教育」に所属している者として、一緒にこの会社を盛り立てていきましょう。