小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

話し方を磨く

 誰にも言っていなかったのだが、個人的な目標として「話し方を上手くする」というものを持っている。ということで、何冊か話し方についての本を読んできている。その中から、今回紹介する。

 著者である森川先生は、セミナーで「DJティーチャー」というコーナーを持つぐらい、話すのが上手な先生というイメージがあります。森川先生の著作と言えば、「書くこと」や「学級経営」が多くあります。

 僕は勝手に「話し方の本は出ないのかな?」なんて思っていた。だから、この本が出た時には、満を持してという思いがしたのを覚えている。

 さて、この本の中には、そんな森川先生が日々実践されていることが盛りだくさんである。それだけでなく、森川先生の考え方も書かれている。それは「話し方」だけでなく、「生徒指導」や「授業」等についても。

 だけど、読んだからと言って「話し方」が上手くなるわけではない。自分なりに実践していき、話し方を磨くしかない。

 話下手な自分にとって勇気づけられる箇所があったので、引用してみる。

クラスの中で「言葉」を持っている子がいますね。

「大人の言葉」をつかえる子のことです。「臨機応変」や「違和感」「類いまれな」など子どもは普段あまり使わないような言葉をつかったり、書いたりする子です。

このような子に共通しているのは、「読書家である」ということです。

圧倒的に読んでいる。これは当然大人でも同じです。

〝読む〟から「言葉」に変化が起こり、「話し言葉」として蓄積されるのです。

  読むことも、話し方を磨くということにつながっているかもしれない、と思えた。だから、きっとこうやって読んでいることは無駄にはならないのだろう、と思えたのであった。

教師人生を変える!  話し方の技術

教師人生を変える! 話し方の技術

  • 作者:森川 正樹
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2017/04/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)