小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

肉まんは、自分で美味しくなる事が出来ないんだよ

肉まんは、自分で美味しくなる事が出来ないんだよ(by中西学)

 

 盛り上がった「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」が終わった。今年は初めての2DAYSということで、どうなることかと注目していたが、終わってみると最高の大会となった。初めての二冠王者の誕生、獣神サンダーライガーの引退等。話題には事欠かない。LINEのニュースでプロレスの結果が掲載されるというのは初めてだったのではないだろうか。プロレスファンとしては嬉しいことであった。

 盛り上がりの余韻に浸っていると、寂しい知らせが入ってきた。それが「中西学の引退」であった。確かに首という難しい箇所を怪我し、動きは重くなっていた。だけど、やっぱり中西の雄姿が見たい、と思っているファンは多かっただろう。僕もその一人である。でも、本人が決めたことだから、こればっかりは仕方のない話である。ということで、今回は中西語録で書いていくことにする。

 ぱっと見ただけでは意味が分かりませんよね(笑)。これは「さんまのSUPERからくりTV」のコーナー「熱いプロレスラー中西学のお悩み相談焼肉相談亭」で発せられたものである。

 訳すと、「人も肉まんも他人がいないと変わらない」ということである。これがいわゆる「肉まん理論」である(笑)。

 「肉まん」に目が行ってしまう。ちょっと「肉まん」をよけてみる。そうすると、「人は他人がいないと変わらない」となる。これは正論なのではないか、と感じている。

 教育では、教師がいて子どもたちがいる。その教師たちは子どもたちに何かしらの働きかけをし、成長させようとする。この教育の営みは、まさに「肉まん理論」と同じである。

 子どもたちは教師がいなくても成長できるのではないか、と思う方もいるだろう。確かに絶対いないと成長できない、というわけではない。教師がいなくても成長できる。だけど、やっぱり他人である「教師」や「友達」の存在がその子の成長に寄与する、と思う。

 自分一人だけで成長できる部分はあるが、他人がいるからこそ学び成長できる部分もある。だからこそ、教育というシステムが公的に認められており、学校という場が用意されている。

 だからこそ、蒸されたろからしをつけたりされ、さらに肉まんがおいしくなるように、子どもたちが「教師」や「友達」と関わることで成長できるようにしていきたい。それこそが、「肉まん理論」でも証明されていることである(笑)。

 今回をきっかけに中西語録をおさらいしていたのだが、とにかく面白い! 字だけなのに面白い! これってすごいことだな、と思います。みなさんも是非、中西語録に目を通してみてください。そして、中西学の雄姿を最後まで見届けましょう。