小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

あと一日でもあれば

今週のお題「うるう年」

 

 今年はうるう年。一日分得しているのか損しているのかわからないけど、普段より一日多いことは確かである。

 あと一日でも欲しいのが、今の学校現場である。
 もうニュース等で報道されているように、全国的に学校が休校となっている。ご多分に漏れず、僕の自治体でも休校措置が取られている。こればっかりは仕方のないことなのかな、と思っている。僕たちの範囲でどうこう決められることではない。
 だけど、「せめてあと一でも日あれば」と、思ってしまうのが正直なところではある。ドタバタの中、学級じまいとなってしまった。と、言いながら今年度は僕の学級はないのだけど…。その分、多くの学級の子どもたちとの関係がつくれた一年でもあった。だからこそ、いろいろな子どもたちの顔が浮かぶ。それと、学級担任とのやり取りも浮かぶ。だから、辛い。
 でも、こういう状況になったからこそ、「あと一日あれば」と、思えることは幸せなことだ、とも感じることができた。別れを惜しむことができることってありがたいのだ、とも感じることができた。
 また、子どもたちも似たような感情を抱いてくれているようにも思えた(これは僕の主観ですが)。世間では「学校なんて無くてもよい」のような言説もある。だけど、まだまだ学校も捨てたもんじゃないんだぞ、と自信を持てた。もちろん、今回の休校はすんなりと迎えることができたわけではないので、この記録はしっかり取っておきたい。決して、きれいな所だけではありません。
 この一日一日を大切にしていかないといけない。そんな当たり前のことに改めて気づかされました。
 うるう年は関係ないような感じになってしまったような気がするけども、まあいいだろう。