小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

臨時休校の学校現場⑨「学校に必要なもの」

 前回の記事の中で、なくなって気づくものがある、という趣旨のことを書いた。そうであるならば、ここで問いが浮かび上がってきた。それが、「学校からなくなってはいけないものは何か?」「学校からなくなっても大丈夫なものは何か?」という問いである。今回からは、この問いに僕なりに応えてみることにする。

 今回は、「学校からなくなってはいけないものは何か?」という問いについて。
これは簡単な問いである。やはり、学校からなくなってはいけないものは、子どもたちの姿や声である。子どもたちの姿や声がない所は学校ではない。教師たち(大人)だけが集まっているのは、学校ではあるが本来の学校の形ではないように感じた。
 だから、僕たち教師は子どもたちに感謝しないといけない。子どもたちが学校に通ってくれるから、僕たちは教師として子どもたちの前に立つことができている。子どもたちがいないと、ただの教えることが好きな大人となってしまう(笑)。そんな大人に需要はあるだろうか? ないとは思わないけど、大きな需要があるとは思えない。
 また、学校に子どもたちが通ってくれている時に、子どもたちの姿や声の存在感があるようにできていただろうか?
 確かに子どもたちは学校にいる。だけど、その子どもたちの姿や声の存在感が小さくなるような指導をしていないだろうか。子どもたちの姿や声が必要ならば、その存在感が大きくなるように指導を考えないといけないだろう。少し反省しながら考えた。
 では、臨時休校の間に僕たち教師が考えないといけないことが明らかになった。僕たち教師は、学校で子どもたちの姿や声の存在感が大きくなるような手立てを考えておかないといけないこと。間違っても、休校中の分を取り戻すことだけを考え、子どもたちの姿や声を無視した指導をしないこと。
 たっぷり時間はある(この時間は少しでも減ってくれたらいいのだが)。この間に考え、子どもたちを迎えたい。

 

【過去記事】

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