小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

臨時休校の学校現場⑩「なくても平気なもの①」

 前回は「学校に必要なもの」を考えた。今回は「学校になくても平気なもの」を考えてみる。

 なくても平気なのは「長い会議」。これは臨時休校になる前からも感じていたものではあるが。
 侃々諤々と会議が行われる。そして、会議が長時間に及ぶ。だいたい議論しているというより、どうするか決まらずに右往左往しているようにも感じるが。
 臨時休校の間は侃々諤々することもできない。なぜなら、先の見通しが持てないから。侃々諤々する余地がない。管理職や学年主任等である程度の叩き台を出し、それを検討するという流れになっていった。
 それで何も困ることはなかった。いや、むしろ無駄な部分がかなり削られているという印象であった。もちろん、叩き台なので完璧ではない。時には修正されることにもなる。でも、これは平時でも同じようなことが起こる。だから、これが本来あるべき形なのかもしれない。
 完璧主義に陥るのではなく、ある程度のものを出す。そして、それをメンバーで手直しする。これが基本的な流れになるとよいのではないだろうか。
 侃々諤々することは悪いことではないが、それで決めるということが進まないのならば良くないだろう。
 これを機に、会議の進め方というか考え方を確認しておきたい。せめて、自分の考え方を明確にしておきたいものである。
 
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