緊急事態宣言の期間が延長され、
そうは言いつつも、 学校現場ではもうこの状況にはすっかり慣れてきている。でも、 時に地団駄を踏みつつ、すっきりしない思いで過ごしている。 そして、かなり時間がある。 この時間があるのが意外とやっかいである。 時間があるせいで何かに手をつけようか、 と考えてしまうからである。だけど、刻一刻と状況は変化するし、 手をつけたからといってそれが実を結ぶとは限らない。 そんなことを考えていると結局手も足も出ない。そして、 さらに鬱々としてくる。このような状況が現場にはある。
さて、このような状況でどう教師として過ごすか(生きるか) ということを自分なりに考えながら現場にいる。簡単に言うと「 暇でいておこう」ということ。 かなり誤解が生まれそうなので補足する(笑)。「暇でいる」 ということはサボっていとくというわけではない。 何かに入れ込んでいるのではなく、いつでも動けるように遊び( 余裕)を持たせておくということ。これは、 臨時休校になったから意識していることではない。ここ二、 三年は意識していること。 特に昨年度学級担任ではなくなってから、 より強く考えていること。
以前にも記事で書いたのだけど、 教師という仕事は決められたことだけをしておくものではない( その時の記事は以下を参照してください)。
必ずと言っていい程、 イレギュラーなことが起こる。もちろん、 なるべくイレギュラーなことが起こらないようにすることはできる 。でも、全てがそう上手くはいかない。なぜなら、 教師という仕事は人間を相手にしているから。 その人間とは子どもたちやその保護者、そして同じ教師の同僚。 また、自分の家族や自分自身も含まれるだろう。 このように考えていると、自分の思い通りだけではいけない、 とつくづく思う。だからこそ、「暇でいておこう」 ということなのである。 起こるであろうイレギュラーに対応することができるように。
現在の社会や学校の状況の話に戻ろう。
緊急事態宣言が出され、学校は臨時休校となっている。 このような状況は有事であり、見通しがなかなか持てない。 つまり、イレギュラーな状況なのである。繰り返しになるが、 だからこそ刻一刻と状況が変化するのである。 これに対応しようとするならば、遊び(余裕) を持たせておく必要がある。ということで、「暇でいておこう」 ということである。長い補足になってしまった(笑)。
この意識は今の状況だけに有効ではない。 平時の時にだって有効であろう。ということで、暇のすゝめでした。
【過去記事】
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