小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ポスト・コロナの学校現場①「確認をコミュニケーションの場にする」

 学校が再開となった。このことを素直に喜ぼう。子どもたちも嬉しそうにしている(ように勝手に感じている)。

 でも、油断は禁物である。学校という場には多くの人が集まることになる。そこでの集団感染には気をつけないといけない。予防し切れるということはないが、できることはしていかないといけない。

 さて、先日まで「臨時休校の学校現場」と題し、臨時休校の学校現場での様子や気づき等を記事にした。興味のある方はまとめてみましたので、参照してください。

kyousituchallenge.hatenablog.jp

  学校が再開となり、ポスト・コロナのステージとなった。ここでの学校現場の様子や気づき等を書き残しておきたい、と思った。そこで、今回からどれぐらいになるかわからないが、「ポスト・コロナの学校現場」と題し、記事にしていくことにする。よければご覧ください。

 

 どの学校でもしていることは、健康観察ではないだろうか?

 その日の体温や体調を記録し、提出してもらっている。この確認がないと学校にいてもらえない、というのは少し複雑な思いもする。でも、互いが安心して過ごすためには、今必要なことだ、と思っている。

 ということで、子どもたちは学校に来たらまず手を洗い、そしてこの健康観察チェックを提出することとなる。

 ここでの教師の言葉かけはたいていが「熱測ってきた?」「チェック表ある?」といった確認のものである。しかし、これでは味気ないように思う。せっかく子どもたちが学校に来て、コミュニケーションを取ることができるようになったのに、コミュニケーションを取るどころではない。それではもったいない。

 だから、確認の言葉かけをしないわけではないが、なるべくコミュニケーションを取る場にしようと意識している。例えば、「ご飯食べてきた?」「元気?」「何か雰囲気変わった?」等々の言葉をかけている。

 もちろん確認もしないといけないので、十分なコミュニケーションを取ることができているとは思えていない。でも、「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、小さいことの回数を重ねていくことで大きなものになるのではないか、と信じている。

 何かを得るためにしているというよりは、子どもたちとの温かいふれ合いを求めているという方が正しいのだが。大変な時期であるということはわかるのだが、可能な範囲でふれ合いを大切にしていきたい。