4月、1つ進級する季節。そんな季節にぴったりの絵本である。とは言いながら、紹介が夏になってしまいましたが…。
「大きくなるっていうこと」とは、どういうことだろうか?
絵本の中では、大きくなるっていうことは、「新しい歯が生えてくる」「あんまり泣かないようになる」「前より高い所に登れる、降りられる」「何でもかんでも食べたりしない」「シャンプーを嫌がらない」「おもしろいことがどんどん見つけられる」等と話してくれる。
そして、最後に「自分より小さな人が多くなる」「小さな人に優しくなれる」と語りかけてくれる。子どもたちの心にも染み渡る言葉ではないだろうか?
そして、誰もがこの1年で大きく(歳を重ねる)こととなる。僕たちが一年一年大きくなっていることには、どんな意味があるのだろうか? 僕たちが大きくなるということはどういうことだろうか?
そんなことを考える機会を与えてくれる絵本である。
いつでも遅くないので子どもたちと読みたい絵本である。そして、子どもたちと大きくなるっていうことを考えたいものです。