小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ポスト・コロナの学校現場⑨「長い目で見る」

 前回も述べたように、本来なら今頃夏休み期間となっている。しかし、今年度はそうはなっていない。理由は言わずもがなである。

 授業時数は圧倒的に足りていない。でも、例年行っている行事が行えないので、何となく余裕があるようにも感じている。ということで、夏休みをしている場合ではない。まあ、仕方のないことかな、と諦めている。

 授業時数が足りていないだけではない。学級での時間も例年よりは少ないということでもある。もちろん、長い時間をかければよいものになるわけではない。でも、学級での子どもたちとの関係や子どもたち同士の関係をつくろうと思えば、それなりの時間が必要となる。

 つまり、何もかもが足りていないのである。このような状況だから仕方のないのだけど、子どもたちにとってはこの一年は取り返しのつかない一年でもある。だから、やっぱりできることはしたい。

 そう考えると、明らかに短い時間では無理である。というか、通常だとしても短期間で育てていこうなんて土台無理な話なのである。だから、一年はもちろん、もっと長い時間をかけて育てていきたい。授業時数が足りないので、一年の学習内容を可能なら二年間という時間で考えなくてはならない。

 これをよい契機として長い目で育てるということを意識したい。子どもたちにとっては取り返しのつかない一年ではある。だからと言って、教師も同じ目線にならなくてもよい。子どもたちにはあまりない、長い目で見るということを教師が持っていないといけないのではないだろうか。こういう意識があると、子どもたちにも自分自身にも無理を強いることはなくなるのではないだろうか。

 

【過去記事】

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