小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

言葉が言動に影響を与える?

 最近、気になることがあった。それは、「U-Tchallenge先生もしめてやってください」「ちょっとしめていかないといけないと思っています」という言葉を聞いたこと。僕はどちらにも、微笑しながら返事にもならないような声を出すだけでした。

 この言葉の意味というものは何となく理解できているつもり。子どもたちを厳しく指導する、子どもたちの様子をよく見ておくという意味合いだろう。それはわかっている。
 わからないのは、どうしてこのような言い回しで表現するのか、ということ。厳しく指導する、子どもたちの様子をよく見るというのなら、このように表現すればいいのではないだろうか。いちいち「しめる」なんて言葉を使わなくたっていい。
 いや、そこまで考えて言葉を発しているわけではないのかもしれない。何となくこの言葉を使う方が伝わりやすい、と思ったのかもしれない。もしかすると、砕けた表現をしやすい相手だったのかもしれない。まあ、これらはあくまでも推測なのだけども。
 それなら別にいいのだけど、このような言葉を使っていると、普段の言動にこのような言葉を使う時に抱いている思いが漏れ出てしまわないだろうか。もちろん、子どもたちや保護者の前で、あからさまな言葉は使わないだろうけど。
 いや、でも使わなくとも漏れ出てしまうものがあり、それが伝わってしまう気がする。大人はそんなこと気にならないかもしれないが、子どもたちは敏感である。だから、教師が自分のことや自分たちのことを、どう思っているのかを敏感にキャッチする。それがよい方向に向かえばいいのだが、例に出した言葉からはよい方向に向かいそうにない。だから、僕は気になったのだ。
 人の振り見て我が振り直せ、という言葉があるように、自分の言動を見直してみたい。もちろん、同僚の言動もフィードバックできるところはしていきたい。