小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ(by三沢光晴)

 

 現場は一瞬一瞬が勝負である。それは学校現場でも同じ。

 指導・支援したい、指導・支援しないといけない、と思った時はたぶんその教師が考えた中での一番よいタイミングだろう。それは、子どもにとってよいタイミングかわからないし、客観的に見ると悪いタイミングなのかもしれない。

 しかし、指導・支援したい、指導・支援しないといけない、と思ったものの後回しにするとだいたいよくないことが起こる。子どもたちが同じことを繰り返す、そこで指導・支援しようとすると「さっきもあったけど…」みたいな態度を取り子どもたちとのギャップが生まれる等。このことについて教師は敏感でありたい。

 もちろん、教師が指導・支援したい、指導・支援しないといけない、と思った時すべてがよいタイミングではないこともある。それについても自覚的でありたい。あたかも自分がルールのように、自分の言動を絶対視することはあってはならない。

 つまり、「今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ」ということを自覚しつつ、「本当に今のタイミングがベターなのか」ということに敏感でありたい、ということ。そのためには「メタ認知」が必要になる。自分自身を自分自身でチェックするという姿勢が。