小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

お客さんには夢を見てもらいたいし、プロレスならそれができるんです。

お客さんには夢を見てもらいたいし、プロレスならそれができるんです。(by小川直也)

 

 小川直也と言えば「ハッスル」という印象が今では強いだろうか。プロレスのリングに立ち始めた時は、かなりブーイングも浴びた。だけど、さすがオリンピアンである。そんな逆風も追い風にしつつプロレスのリングでも活躍した。

 そんな小川直也の言葉を、今回は紹介したい。

 プロレスは「台本があるんでしょ」「リアルじゃないでしょ、ショーでしょ」なんていう言葉を浴びせられることがままある。「じゃあ、台本があるドラマで感動しないか」「プロレスラーは生身の人間であり間違いなくリアルだ」なんて反論したくなる。

 でも、小川直也の「お客さんには夢を見てもらいたいし、プロレスならそれができるんです。」という力強い言葉を聞くと、反論なんてしなくてもいいかな、と感じた。

 では、教育に当てはめてみるとどうだろうか。

 「子どもたちには希望を持ってもらいたいし、教育だとそれができるんです」。僕はこのように言いたい。

 教育の場というのは、子どもたちにとって身近なものになる。そこにいる教師は身近な家族以外の大人となる。そんな教育に携わっている教師(大人)が希望を語れなくなったら終わりだ。子どもたちは希望を語れない教師(大人)を見て、希望を持つだろうか。いや、持たないだろう。中には、反面教師とする子もいるかもしれないが、多くはないだろう。

 希望が未来を生きる活力になる。希望がよりよい未来を創る。だからこそ、子どもたちには希望を持ってもらいたい。そして、教育だとそれができるし、そうしないといけないだろう。それぐらい力強く言いたい。