自分が持ってるものをギンギンに尖らせておく。トップに居続けるにはそういう〝本当のこと〟が必要。(by鈴木みのる)
トップレスラーは、それなりに何でもそつなくこなしている。もちろん、そこに至るまでにはかなりの努力を積んだことだろう。そして、トップレスラーはその中でギンギンに尖っているところがある。このレスラーと言えば、これだというのが出てくるぐらいに。
ギンギンに尖らせるためには、自分は何を尖らせられるのか、ということを把握しないといけない。自分ができることから出発しないといけない。それは、もしかすると自分が希望しているようなものではないのかもしれない。だけど、そこから出発しないといけない。そうでもないとギンギンに尖らせるまではいかないだろう。
ギンギンに尖らせるには努力が必要になることは間違いない。それに加え、ギンギンに尖らせるという覚悟も必要になる。何かをギンギンに尖らせるということは、ある程度他のものをおざなりにするということでもある。つまり、ギンギンに尖っているものの横に、丸まっているものもあるということだ。これはけっこう怖いことである。だけど、ギンギンに尖らせるというのは犠牲というか我慢する必要もあるのではないだろうか。
そうは言いつつも、トップに居続けようと思えば、以上のようなことを考え、ギンギンに尖らせる工程を経ないといけない。そういうことが、鈴木みのるの言う〝本当のこと〟なのだろう。