この連載は9月から行っている。実に半年もの連載となっている。こうなってくると、どんなことを書いていたのか覚えていない。まあ、書いている本人も細かいところは覚えていない(笑)。
だから、連載のおさらいをしてみたい。
10月、「僕たちは無様な大人たちを見てきた」と題し、食品偽装問題等を取り上げ、そこでの大人たちの姿について論じた。
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11月「情報化社会の光と影」と題し、情報化社会について論じた。そこでは、デジタルネイチャーという新たな言葉で情報化社会をこれから生きるゆとり世代について定義した。
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12月、「ツッコミ体質」と題し、バッシングに興じる現代の病巣について論じた。情報化社会とツッコミ体質の共犯関係を暴き出した。
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1月、「『空気』を読む」と題し、「全員一致」の空気と「一人ひとり」の空気という二つの空気に分け、論じた。また、「優しい関係」も取り上げ、ゆとり世代の対人関係の様相について考えた。
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2月、「孤立する『個』」と題し、個人化していく社会について論じた。一方、ゆとり世代の多くは、ヤンキー化と呼ばれる状態になっていることにも言及した。
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3月、「自尊感情を揺さぶる社会」と題し、自尊感情について論じた。自尊感情を考えるということは、これからの社会だけでなく、教育にとっても必須である、と考えている。
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以上に連載の内容を簡単に書き出してみた。ゆとり世代である僕が見て、感じた社会について論じたつもりである。
さらにまとめてみると、ゆとり世代である僕たちが生きてきた時代とは、個人化・多様化した時代だと言える。また、そこに閉塞感と情報化が合わさり、合わせ技一本を決められた、といったところだろうか。
ここまでである程度、ゆとり世代である僕たちが生きてきた時代について描写できた。では、こんな時代にはどのような教育を行っていくとよいだろうか、と問いを進めていきたい。