小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

自律的にはたらく

 「フリーに働く」と聞くと、何もかも自由にできる、何もかも気ままにできる、というようなイメージが浮かび上がる。しかし、なかなかそういう状況は稀ではないだろうか。本当に一人で働くというのはなかなかなく、個人事業主でさえ、一人だけでということはないだろう。

 だから、何もかも自由にできる、何もかも気ままにできる、というようなイメージはいったん横に置く。

 となれば、自律的に働くというのが進むべき道ではないだろうか、と思う。自律的ということは、自己決定・自己選択して働くということである。もっと言うならば、自分からいろいろなものを引き受けに行くということになるだろうか。

 働いていると、自分のしないといけないことのような範囲が次第に理解できる。まずはそこをきちんとこなせるようにする。そうなると、少しずつではあるが余裕が生まれてくる。

 その余裕の時間をどう使うかということ。自分のしないといけない範囲だけ行うというのは決して間違っていない。とは思いつつも、そこで一歩飛び出してみる。引き受けに行く。そうすると仕事量は確かに増えるかもしれない。しかし、自己決定・自己選択しているからこそ、多忙感はあっても徒労感は生まれないはずだ。

 そうしてじわじわと自分の範囲を拡げていくというのが、回りまわってフリーにはたらくことになるのではないだろうか。