小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

上半期・本ランキング

今週のお題「私の〇〇ランキング」

 

 6月に入ったということで、2024年の上半期が終わろうとしている。

 そこで、2024年上半期に読んだ本ランキングを開催する。

 ある程度の冊数を読んでいるので、これと思った三冊を紹介する。あくまで順位づけではなく個人的にこれと思った三冊である。

 

①飯田朔『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』集英社新書

 これは先日著者のイベントに参加したぐらい個人的には刺さった一冊。

kyousituchallenge.hatenablog.jp

 本を手にした時からページをめくる手が止まらず、ほぼ一気読みだった。「おりる」思想、だからと言って「しんどい世の中からおりましょう」「こうしたらおりられます」というような単純な話ではない。

 しんどい世の中からおりるには、おりる前に立ち止まるところがあるのではないか、ということのように理解した。

 是非とも多くの方に手に取ってほしい一冊である。

 

②大原綾希子『保育士よちよち日記――お散歩、お昼寝、おむつ替え…ぜんぜん人手が足りません』フォレスト出版

 中・高齢者の職業体験をつづった「日記シリーズ」の保育士編。

 保育士としての仕事の悲喜こもごもが詰まった内容となっている。

 保育士は当然のように小さい子どもたちと日々関わることになる。それだけでなく、同僚や上司という大人、保護者という大人とも日々関わることになる。

 感情労働という言葉をよく耳にするようになったが、保育士こそ最たるものであろう。また、小さい子どもたちがいるところでハプニングが起こるのは当然のことだろう。

 しかしだからと言って、全てをオープンにするわけにはいかない。その難しいところを垣間見ることのできる良書であった。

 

望月成晃望月成晃 親子でプロレスをやる覚悟。』ベースボール・マガジン社

 DRAGONGATEは初期から見ているので望月成晃(以下、モッチー)の自伝が出るということを知り、思わず手に取った。

 モッチーの来歴のようなものがよくわかる内容であった。また、モッチーのプロレス観やDRAGONGATEをどのように考えているかを知ることができた。

 そして、ジュニアとの関係は興味深かった。一プロレスラーとしてはもちろん、親としての考えを読むことができた。

 モッチーファンやDRAGONGATEファンにとっては必読の一冊に間違いないだろう。

 

 下半期はどのような本と巡り会えるか楽しみである。