小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

教室における大切な価値②

 今さらながら一学期を振り返って、教室で授業で何を大切にしたのかをまとめてみる。
 前回分は過去記事を是非とも参照してください。
③「やれば伸びる!」を意識
 前回述べた子どもの「わからない」を「わかる」に変えるという話につながること。
 燃える闘魂ことアントニオ猪木は「元気があれば何でもできる!」と言った。最近で言うと芸人・ティモンディの高岸宏行は「やればできる!」と言っている。
 どちらの言葉も力強く、また発する本人の信念を感じることのできるものである。僕も好きな言葉の一つである。
 しかし、少し立ち止まって考えてみる。
 「何でもできる」は言い過ぎではないだろうか。「やればできる」とは言うもののやってもできないことはないだろうか。
 斜に構えた物言いのように思われるかもしれないが、僕としては冷静に考えたつもりである。
 「何でもできる」「やればできる!」という言葉の力強さ、そしてそう思う気概については共感できる。
 しかし、常にこの二つの言葉が突きつけられるとなるとしんどいだろうな、と思う。特に、先程述べたような「わからない」をたくさん抱いている子どもにとっては。
 また、教師として「何でもできる」「やればできる!」という言葉を傘にして、「もっとやればできる」という思いを押しつけてしまう可能性を否定できない。
 もちろんどの子も力を持っている、という思いは持っている。とは言え、だからと言って「やればできる」は違うように思っている。
 そんな考えより、「何でもできる」「やればできる!」よりは「やれば伸びる!」を意識したい、と思っている。
 「やれば伸びる!」ということは「できた」「できない」にこだわらないということになる。それよりも、やったから「伸びた」、やったから「成長した」ということにフォーカスするということになる。
 「できた」「できない」にこだわると0か100のように白黒思考に陥ってしまう。そうではなくプロセスやさまざまなことを認めようと思えば「やれば伸びる!」ということの方が適しているように思う。
 この「やれば伸びる!」という考えはオリジナルではなく、俵原正仁先生の考えに大きく影響を受けている。
④子どもたちの言葉を授業の推進力に
 「よい授業はどんな授業だと思いますか?」
 このように問われると、どのように答えるだろうか。さまざまな答えが考えられる。
 僕としては、よい授業は子どもの声がよく聞こえること、そしてその声を子どもたちと教師で共有されていることが重要だ、と思っている。
 簡単にまとめると「子どもたちの言葉を授業の推進力に」ということである。
 では、教師の言葉は必要ないのかということが気になるかもしれない。教師の言葉は必要ないとは思っていないが、なるべく減らせるように意識しているところである。
 教師は授業の目標を設定しているため、目標達成に向け一直線に進んでしまいがちである。しかし、そうすると子どもたちを置いてけぼりにしてしまいがちである。
 だからこそ、子どもたちの言葉を授業の推進力にすることを意識する。
 子どもたちの言葉を授業の推進力にしようとすれば、子どもたちの声を聞かないといけないし、子どもたちの声が聞こえるようにしないといけない。
 そして、子どもたちの声はさまざまなものがあり、面白いところでもあれば大変なところでもある。とは言え、ここが教師としての腕の見せ所でもある。
 大きなことを言っているが、毎日の授業で反省することは多い。僕としては子どもたちの言葉を聞くことを意識しているが、当の子どもたちはどう思っているだろうか。
 かなりキレイにまとめているな、と個人的に思っている。 「子どもたちの言葉を授業の推進力に」ということを大切に授業を愚直に行っていきたい。
 
 今回も途中で終わりです。また少しずつ書くこととしよう。