小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

引き受けつつ投げる

今週のお題「投げたいもの・打ちたいもの」

 

 WBCは思った以上に盛り上がった。毎試合きちんと観戦していたわけではないが、一球速報等で一喜一憂していた。そして、連日なされるWBC関連のニュースは自分から追っていた。大きな声では言えないが普段はニュースを自分から見ることはないので、かなり影響を受けていた。
 そんな盛り上がったWBCを受けて今回のお題。打つ投げるどちらをテーマにしてもよいようだ。
 では、投げるをテーマに仕事について書いてみる。
 仕事で「投げる」という言葉を使うものはいくつかある。「丸投げする」「投げやりな態度で行う」が思い浮かぶ。どちらかと言うとネガティブな意味で使うことの方が多いように思う。
 教師の仕事だけでなく多くの仕事は、一人だけで完結するものはない。もちろん、一人の者が行い管理職が確認するだけということもある。さまざまではあるが、多かれ少なかれ一人だけで完結するものはない。

 さて、そのように考えると一人でうんうんとうなっているのではなく、ある程度で他者に投げる必要があるだろう。一人で完璧を求めて行っても、他者の目が入ることでそれが簡単に訂正や追加が行われるから。つまり、一人で完璧を求めることは悪いことではないが、他者の目が入ることを前提とするということ。

 この態度は、「丸投げする」「投げやりな態度で行う」のような諦めではなく、責任を引き受けつつも他者に投げるという前向きなもののように思う。

 とにかく他者に投げるということを前提になると、仕事の速度が速まるだろう。なぜなら、自分だけで完結しないのだからさっさと他者の目を入れることでより良いものができることに気づくことができるから。

 引き受けつつ投げるという態度で仕事に取りかかってみるのは、どうでしょうか?