小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

つくし世代とは?

著者は広告代理店アサツー ディ・ケイ(ADK)に勤務し、マーケティングを担当している。そして、マーケティングで得た知見をまとめたものが本書である。 著者は、本書で「若者」を「1992年に小学校に入学した人たちよりも若い世代」と定義した。その理由を四点…

ポスト・コロナの学校現場⑱「葛藤の中でいるということ」

以前の記事でも書きましたが、新型コロナウイルスの影響で行事の計画が難しい状況です。二学期というのは、大きな行事が多くあります。運動会、遠足、学習発表会、修学旅行等々。 だから、これらの行事を実施するのか、ということに頭を悩ませることになりま…

好きなおやつを三つ

今週のお題「好きなおやつ」 今回のお題は「好きなおやつ」だ。とても書きやすいテーマである。そりゃあ、好きなおやつは一つや二つ、と言わずいくつもある(笑)。それをポンポンと書いても面白味がないので、なるべく他の人が挙げなさそうなおやつを狙ってい…

バラバラのままで

この作品は、劇作家である平田オリザが、自らもワークショップなどで関わりを持ち続けてきた高校演劇をテーマに書き下ろしたものである。 平田オリザが提唱する、自然な会話とやりとりで舞台を進行する現代口語演劇理論が、ストーリーの中で示されている。文…

ポスト・コロナの学校現場⑰「ありがたみが薄まる」

臨時休校中、もちろんでありますが学校が休みとなりました。だから、子どもたちはそれぞれの家庭で時間を過ごすこととなった。共働きだとやりくりが大変だっただろう、子どもも大人も家庭にずっと縛り付けられるのは大変だっただろう、ということが想像でき…

近いような、遠いような

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」 敬老の日が近いということで、お題が「おじいちゃん・おばあちゃん」となったのだろう。せっかくなので、自分自身の「おじいちゃん・おばあちゃん」のことを思い返しながら記事を書いてみる。 思い返しながら、と…

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ(by三沢光晴) 現場は一瞬一瞬が勝負である。それは学校現場でも同じ。 指導・支援したい、指導・支援しないといけない、と思った時はたぶんその教師が考えた中での一番よいタイミングだろ…

高学年と向き合う

高学年の子どもたちへの対応の難しさは今に始まった話ではありません。高学年の子どもたちへの対応を難しく感じている教師は多くいる。それは僕も含まれている。 しかし、そこで二の足を踏んでいる場合でもない。何かしらの糸口を見出したくいくつかの本を読…

ポスト・コロナの学校現場⑯「歪みが見えてきた」

何回も述べてきましたが、新型コロナウイルスの影響で学校が休校となった期間がありました。だから、標準と言われる学習進度よりも遅くなっているのが学校再開時点での状況でした。 それに対応するべく、各自自体で夏休みの短縮や土曜授業の実施、七時間授業…

お供のあれこれ

今週のお題「ごはんのお供」 ご飯の記事って前にも書いたような気がする。ちょっと探してみる…。 やっぱりあった。せっかくなので、その記事を貼っておくので、よければご覧ください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp さ…

ゆとり世代教育論「はじめに」

新型コロナウイルスの影響が大きく、何だか忘れ去られていないか心配になるが、小学校では今年度より新学習指導要領が全面実施されている。「主体的・対話的で深い学び」が大きなキーワードとなっている。 新たな教育の方向性が示されるようになると過去のこ…

課題先進国で生きる

2016年、電通の女性新入社員の自殺が、長時間のが原因だったとして労災が認められる、という報道があった。それに呼応してか、翌年1月29日に厚生労働省から、働き方改革(長時間労働の抑制・年次有給休暇の取得促進)を支援する「働き方・休み方改善ポータルサ…

ポスト・コロナの学校現場⑮「疲れが出てきている?」

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐということを目的に、いろいろと対策が取られるようになり久しい。 そこで出てきたものが「コロナ疲れ」という言葉。長引くコロナウイルスによる影響により、不安やストレスを感じ、それが原因で心身の状態が悪くなってし…

面倒くさくて、無駄なもの

今週のお題「もしもの備え」 台風10号が猛威を奮う、と先日から多くの報道がされている。みなさん気をつけましょう。何だか意図せずタイムリーなお題となった。 でも、期待しないでください(こんなこと言わなくとも誰も期待していないか?)。いつものように…

未来を創るということ

僕が注視している教育ライターの一人が堀裕嗣先生。堀先生の著作の多くを読んでいる。そして、堀先生の論述から大いに刺激をもらっている。このブログでもいくつか書評を書いているので、よければ参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousi…