小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2019-01-01から1年間の記事一覧

支流での気づき③「どう見られているかを自覚する」

少し間隔が開いてしまいました。支流での気づき第三弾です。第一・二弾は過去記事を参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp 学級担任をしていないので、担任が不在になる学級があると入ることがある。学級担任…

全国算数授業研究大会

「全国算数授業研究会」という団体をご存知だろうか? 筑波大学附属小学校算数部を中心として組織されている団体である。小学校での算数授業を考えていこうと思うなら、一度は参加してみたい研究会である。 だけど、筑波は遠い。残念ながら、やすやすと行け…

冬休みの過ごし方

新しい年も間近になってきました。どの自治体でも冬休みが始まっていることでしょう。 さて、その冬休み。みなさんはどう過ごしますか? 今回は、冬休みの僕の過ごし方について書いてみることにする。誰が興味あんねん、という話だけど(笑)。 自分の冬休みの…

アクティブ・ラーニングとは機能概念

前々から楽しみにしていた一冊が刊行された(と、言いながら刊行されたのは夏のことであるが・苦笑)。確か、刊行される一年前ぐらいにAmazonで予約できたのだが、一向に刊行されなかったように記憶している。だからこそ、余計に楽しみが増していた。 第一章で…

いつから来なくなった?

今週のお題「クリスマス」 クリスマスが迫っていますね。12月に入ると、子どもたちは少しずつ浮き足だっていました。「サンタさんに○○お願いした」と。いいなー、家にサンタさんが来なくなってから、もうずいぶんと経つ。 サンタさんが来なくなったきっか…

教師が邪魔になっていないか?

今年度も多くの授業を参観した。最近、参観する授業は次期学習指導要領の理念である「主体的・対話的で深い学び」を意識されているものが多い。だから、子どもたちが「学び合う」場面というのが設定されていることが多い。「学び合い」場面があるというのは…

ペアで発表する

若手の授業にT2として入っていた。若手なりに子どもたちがコミュニケーションを取りながら授業を進めようとしている。だから、ペア対話を授業に取り入れている。よく見る光景ですよね。 ペア対話が終わった後、一つのペアを指名する。その時、「どっちでも…

THE TEAM 5つの法則

チームになることの重要性についてはあちらこちらで述べられている。また、チームになることの必要性についてもあちらこちらで述べられている。つまり、チームになるということは難しいことなのである。あちらこちらでチームができているのなら、こんなにチ…

強いて挙げるなら…

今週のお題「2019年買ってよかったもの」 あまり買い物をしません。あまり欲しいものというのがありません。唯一あるのは本。だけど、本を紹介しだすと書評と同じようになってしまう。だから、本は外す。そうなると本当に難しい(苦笑)。べつに「買ってよかっ…

どうして時短するの?

同僚の先生から、「U-Tchallenge先生って、パッパッと仕事してるよね、すごいわ」というお褒めの言葉? をいただいた。「ありがとうございます」と素直に? 受け取っておいた。 僕としては、そんなに特別なことではないように思っている。もちろん、僕なりに…

「かわいい!」という言葉の魔力

女性はよく何かにつけて「かわいい!」という言葉を発する、と言われている。けっこうステレオタイプな物言いではあるが、何となく想像できるだろう。男性から「かわいい!」という言葉はあまり聞かない。ちなみに、僕はほとんど言わないのではないだろうか…

ゆとり世代(さとり世代)として

「ゆとり教育」とは、知識重視型の教育方針を詰め込み教育であるとして学習時間と内容を減らし、経験重視型の教育方針をもって、ゆとりある学校をめざした教育のことである。そして、「ゆとり教育」を受けた者たちは、後に「ゆとり世代」と揶揄されるように…

ニオイで自立する

実家を出て、もう何年にもなる。実家はそう遠くないので帰ることもある。そして、泊まることだってある。その時は、頼んでもいないのに母親が衣服を洗濯してくれている。 照れくさいから何も言わないけど、ありがたいことである。実家を出てから、やっといろ…

事実と意見を区別する

先日、生活指導案件が発生した。それは保護者からの電話で発覚した。僕もその時空いていたのでその報告に同席することとなった。 話を聞き、思いがある教師が聞き取った内容を話し始めた。なるほど、なるほど。それを聞きながら管理職が「今のことは〇〇さん…

時代からの後押しがなく、正面からの向かい風が吹くほど、永田裕志は燃えますので

時代からの後押しがなく、正面からの向かい風が吹くほど、永田裕志は燃えますので(by永田裕志) 現在、教育にはかつて吹いていた風が吹いていない。かつてなら、保護者や社会からの追い風があった程だ。だけど、そんな風は吹いていない。反対に、正面から強い…

赤坂真理という感性

赤坂真理というライターを知っているだろうか? 僕は、数年前の夏、赤坂真理の手に入れられる著作を貪るように読んだ。去年の夏は赤坂真理と共に過ごしたと言っても過言ではない。 その中でも紹介したい作品が『東京プリズン』である。毎日出版文化賞、司馬…

肉というかご飯の話

今週のお題「いい肉」 肉料理と言われると何が思いつくだろうか? 焼き肉、ハンバーグ、すき焼き、唐揚げ、トンテキ等々。挙げればきりがない。 肉料理、おいしいですよね。やっぱり、肉料理が食卓に並んでいるとテンション上がりますよね(笑)。 そして、そ…

覚悟を問う

結論めいた回答 初めに「インクルーシブ教育が是か非か」についての問いに回答する。 「インクルーシブ教育は是である。推し進めていく方向でよいと思う。また、その先にフルインクルージョンを見据えていきたい。」というのが、私の先述の問いに対しての答…

「つながり」がキーワード

21世紀を間近に控えた1999年に、いわゆる学力低下論争が勃発した。そして、翌年のPISA調査と呼ばれる国際化比較学力テストの結果が公表された。これらの経緯から、日本の子どもたちの学力低下傾向にあると判断した文部科学省は、「ゆとり教育」路線を軌道修…

紅葉というか銀杏の話

今週のお題「紅葉」 秋も深まり、もう冬が目の前に迫ってきている。そろそろ冬支度をしないといけないな、と思っている。そんな思いは木々も同じようで、あちらこちらで紅葉を見ることができるようになっている。 紅葉という言葉を思い浮かべると、銀杏の木…

支流での気づき②「やっぱり担任が一番」

先日に記事にした「支流での気づき」の第二弾です。間隔は空きますが、連載のように書いていこう、と思っています。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 担任が諸々の事情で教室を空けることがある。その時、授業が入っていなければ、なるべくその教室に行くよ…

2000PV達成

今日、いつものようにブログのアクセス解析を開いてみる。何かの間違いではないか、と思えるような数字が目に飛び込んできた。そして、その勢いは止まることなく、アクセス数が伸びていった。あれよあれよと言う間に、2000PVを超えた。 どうして、こんなこと…

技術としての行為

若手の教室で授業をした。授業が終わった後、若手から「どうしてあんなことをしたのですか?」とお尋ねがあった。僕なりの意図をぺらぺら、と話す。そうすると、「そんなことできてないな、(私にも)できますかね?」という言葉が返ってきた。 僕は即答で「で…

大人にこそ

『星の王子さま』、この本は「不朽の名作」と呼ぶに相応しい一冊である。今、僕が手元に置いているものも新版であり(2000年初版)、原典は1953年初版である。 さて、本書の初めに作者は、親友にかける言葉が記されている。「おとなは、だれも、はじめは子ども…

成長なのかな?

今週のお題「〇〇の成長」 今回は「教師としての成長」について書いていく。 「U-Tchallenge先生が担任でよかったです」「来年も担任してほしいです」等と学年末に言われる。子どもたちはもちろん、保護者からも。これは、やっぱり嬉しい。 「あ~、教師やっ…

わかりあえないと思うけど

前の記事の続きです。 kyousituchallenge.hatenablog.jp まあ、いろいろと考えてみたのだけど、仕事で切羽詰まっているというのは、僕の課題ではない。だから、僕が勝手に首を突っ込むのは違うな、と。 だからと言って、放りっぱなしというわけではない。あ…

わからない

今から書くことは驕りでもあるし、今風の言葉で言うとマウンティングになりそうなことである。と、前置きをしたので許されるかな(笑)。 仕事量も多いわけではないし、複雑な仕事でもない。何なら前年度のものを踏襲すればいいことばかり。なのに、何故あんな…

算数授業を考えるなら必読!

何度も書いているように、今年度は算数専科をしている。この機会に、自分の算数授業を高めていこう、と決心している。ということで、算数授業に関する書籍を読み漁っている。読み漁っているという程、読めてはないとは思うが(苦笑)。 そんな中で、僕としては…

住みたい街

お題で「住みたい街」について聞かれている。はて、僕はどんな街に住んでみたいだろうか? 気候は温かいほうがいい。でも、暑くなるのは嫌だ。 食べ物はおいしい方がもちろんいい。できたら、山の幸が豊富だと嬉しい。 静かな所がいい。だからと言って、誰一…

自分は強いレスラーになりたいのか? 巧いレスラーになりたいのか? いや、そうじゃなくて一流のレスラーは強くて巧いのが当たり前なんだと。

自分は強いレスラーになりたいのか? 巧いレスラーになりたいのか? いや、そうじゃなくて一流のレスラーは強くて巧いのが当たり前なんだと。(byオカダ・カズチカ) 今や押しも押されぬ名レスラーの一人である、オカダ・カズチカの言葉。これは、アメリカ・TN…