小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

臨時休校の学校現場⑥「教師・学校論理に陥る」

臨時休校にも慣れ、時間に余裕ができ、心に余裕ができてきた。そのおかげで、職員室がよい雰囲気になっていった。 というのを前回書いた。今回はその続き。 職員室がよい雰囲気になり、コミュニケーションが増えた。そうなると、いろいろと話すことになる。…

仕事と涙

僕は涙もろい。涙もろいというか泣き虫だ。小さい頃、両親に泣き虫なことを注意された記憶さえあるぐらいだ。大人になってずいぶん改善された気はするが、やっぱり涙が流れることがある。 先に述べておくが、僕は決して涙を流すことを否定的に見ていない。む…

臨時休校の学校現場⑤「いつもと違う職員室」

臨時休校になり、初めは職員室も何となく気忙しかった。今後の見通しが持てていなかったのは大きな原因の一つであった。でも、それよりも大きかったのが、普段と違い過ぎて戸惑ったということ。 職員室は、普段なら朝少しと放課後にいる場所である。しかし、…

問いから始める

臨時休校となったため、比較的時間に余裕がある。ということで、なかなか読めないような本を読んでみている。その中の一冊が今回紹介する『問いからはじめる教育学』という本。 有斐閣ストゥディアというシリーズの一冊である。入門書のような位置づけだろう…

臨時休校の学校現場④「もっと鍛えられた?」

六年生だけでなく、他の学年も下校が完了した。職員室に次々と学級担任も戻ってきた。誰もが口々にこの一日のことを話している。 「何とかなるもんですね」「やっぱりバタバタだったわ」「これ返し忘れてしまった」等々。みなさんお疲れ様です、と思いながら…

僕と英語と道案内

僕は、歩いているとけっこう人に話しかけられる。話しかけられることは、「◯◯にはどうやって行けばいいですか?」「△△ってどこですか?」等である。つまり、よく道案内をしているということだ。 周りから見ると話しかけやすいのだろうか。話しかけやすいとい…

プロレスやりたい欲を貯める、プロレス観たい欲も貯めて欲しい。プロレス貯金。

プロレスやりたい欲を貯める、プロレス観たい欲も貯めて欲しい。プロレス貯金。(by棚橋弘至) 新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまなイベントが自粛となっている。学校も臨時休校となっている。やるせない感情が沸々とわいてくる。誰が悪いわけでもない…

呑兵衛の呑兵衛による呑兵衛のための一冊

みなさん、お酒を呑んでいますか? お酒を呑むのは好きですか? 僕は好きです。いや、ちょっと嘘をつきました。お酒を呑むのは大好きです(笑)。 そんな呑兵衛の僕にとって、とても興味深い一冊が目に入った。それが、今回紹介する『つつまし酒』である。 書…

臨時休校の学校現場③「同じ時間を共有する効用」

臨時休校がやはり決定した。しかも、今の状況では卒業式や終業式を行えるかの見通しは立っていない。本当に終わりの日になってしまった。どの学年の子どもたちにとっても、学年の終わりというのは節目である。でも、幸いにも次の学年の日がある。 だけど、六…

困るホワイトデー

今週のお題「ホワイトデー」 昨日はホワイトデーでした。バレンタインデーのお返しをする日。物心ついた頃から、このような認識はしています。 バレンタインデーで何かしらをいただけるのは、正直嬉しい。義理だとわかっていたとしても、やっぱり嬉しい。「…

臨時休校の学校現場②「ポジティブに考える」

臨時休校が正式には決まっていないが、朝にはどうもそうなりそうな感じがしていた。管理職も、教育委員会からの指示待ちの状態であった。この日で終わり、ということは覚悟された。 ということで、ここで僕たちには目の前に課題が生まれた。「終わりの一日を…

悔しさと なるほどと 羨ましさと

東洋館出版社創業70周年記念として出版された『3つの“感”でつくる算数授業』を読んだ。70周年記念の一環として、若手の本を出版するように、その企画案を全国から募集された。そこで最優秀賞を獲得し、出版となったのが本書である。 ちなみに、僕もこの…

臨時休校の学校現場①「進んで行動する」

ご多聞に漏れず、僕の自治体も臨時休校を行っている。いろいろと報道されているようにバタバタした中で行われたことである。まあ、これは仕方のないことだろう、とも思っている。 今は時間が経ち、少し落ち着いてきているような気がしている。ある意味、楽観…

別れがあるから

今週のお題「卒業」 卒業の季節になりました。今年はいつもと状況が違うので、すんなりと卒業を迎えられないのではあるが。節目の季節には変わりない。 卒業というのは子どもたちにとって門出の日である。その保護者にとっても大切な日である。この日を迎え…

4月までに読みたい本【授業編】PART2

一昨日の学級経営編に続き、授業編も記事にする。 これも昨年記事にしたものに数冊付け加えて紹介します。昨年の分は過去記事を参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp ⑥長瀬拓也『ゼロから学べる授業づくり』明治図書 長瀬先生の「ゼロから学…

4月までに読みたい本【学級経営編】PART2

早いもので、もう3月となった。3月は去る、と言われるように別れの季節でもある。別れがあれば出会いもある。4月になれば新たな出会いがある。その中でも、4月から学校現場に足を踏み入れる方々はワクワクドキドキしていることだろう、と思う。 そんな方…

3000PV達成

みなさんのおかげで、3000PV達成しました。このブログをご愛顧いただきありがとうございます。 2000PV達成から約3か月。少しずつではあるが、1000PVを迎えるのが速くなっている。書いている身としては嬉しい限りである。 とは言いながらも、こんなPVじゃあ…

あと一日でもあれば

今週のお題「うるう年」 今年はうるう年。一日分得しているのか損しているのかわからないけど、普段より一日多いことは確かである。 あと一日でも欲しいのが、今の学校現場である。 もうニュース等で報道されているように、全国的に学校が休校となっている。…