小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

チーム教師

最近、ブログへのアクセス数が伸びている。僕としては嬉しい限りである。みなさんありがとうございます。 その時によく読まれているのが「教師がチームになるために」と題した論考である。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 記事をあげてからもう半年にもな…

田中博史版「主体的・対話的で深い学び」

算数の授業を考える上で避けて通れない? 田中博史先生。田中先生からは算数授業のことをたくさん学んだ。なかなか実際の授業を参観するということはできない。だけど、セミナー等での話は面白く、そして実際の授業を想像できるものである。 そんな田中先生…

算数授業をパターン化する~導入「活動させる」~

ものさしで長さを測る、コンパスで円を描く等、活動がメインの学習がある。この時は、やはり活動の時間を多くとりたい。なぜなら、活動を通さないと技能が身につかないから。 だけど、とにかく活動させればいい、というわけでもない。それは目的によって変わ…

全バカ

Twitterを中心に精力的に発信をされているさる先生こと坂本良晶先生。Twitter等の発信から、かなり刺激を受けていた。それが一冊の本となり、考えを一まとまりで読めるということで、かなり前から楽しみにしていた。本を手にした日に一気読みし、もう2回目…

全員に個別の指導計画を!

昨日、「インクルーシブ発想の教育」と題して、青山先生と岩瀬先生の共著本についての書評を書いた。kyousituchallenge.hatenablog.jp そこで、サンフランシスコのNew scoolについてのことが書かれていた。何でもそこでは全員の個別学習計画がを作成している…

インクルーシブ発想の教育

特別支援教育には自分なりに思いを持っている。でも、小学校に身を置いているということで、自分としては特別支援教育に距離がある、と感じている。だけど、特別支援教育の考え方を小学校に持ち込む、特別支援教育の考え方を持って臨む、ということは考えて…

不安はあったほうがいい。何もないとそこで終わってしまうから。

不安はあったほうがいい。何もないとそこで終わってしまうから。(by蝶野正洋) 学校的には一年の終わりを迎えている。一年を終え、ほっと一息をついているところではあるが、すぐに次の一年がやって来ようとしている。異動の辞令や新規採用者の辞令もそろそろ…

「普通」が見えなくさせるもの

「自分の普通は普通じゃなかったのだね…」という、不満というか戸惑いのような声が漏れ聞こえてきた。 直接言われたわけではないので、その言葉に応えたわけではない。だけど、応えるとすれば、「まあ、そうですね」と言うだろう。そう言っちゃったら、油に…

引っかかるか?

先日、学校へ新たに導入されるシステムについての説明会に出席した。説明されたシステムは、個人的にはよいものだな、と感じた。学習の「個別化」を容易にできる。EdTecの文脈にも沿っている。上手く使いたいな、と思った。まあ、もちろん反発というか抵抗の…

学び手中心に考える

楽しみにしていた一冊である本書が手元に届いた。ということで、すぐに読み始めた。 やはり、丁寧というか親切なつくりになっている、と感じた。 この時期の教育雑誌は、「学級開き」「授業開き」が特集される。読者としては多くの事例やネタを知っておきた…

4月までに読みたい本【授業編】

前回の【学級経営編】の続き。 いよいよ3月になった。新しい年度まであと1か月。新たに教育の現場に足を踏み入れようとしている者たちは、ドキドキワクワクしている頃であろう。それは、すでに教育の現場にいる者たちも同じでもある。 でも、やっぱりドキ…

算数授業をパターン化する~導入「方向性を示す」~

3年生「小数」の授業。 授業の初め、おもむろに「どちらが大きい」とめあてを書く。 そして、「1」と「10」を書く。そこで、「どちらが大きい?」と問う。すぐに「10」と答えが返ってくる。すかさず「どうして?」と問い返す。「だって、10は十の位…

人間の春夏秋冬を見せていくのがプロレスなんだから。

人間の春夏秋冬を見せていくのがプロレスなんだから。(by橋本真也) 春は新たな季節。心機一転、新たな生活を創りあげていく。夏は活動的な季節。挑戦し、失敗し学んでいく。秋は収穫の季節。春先から行ってきたものが実になる。冬は節目の季節。節目のまとめ…

洗脳という側面

一昨日、クラス会議での子ども達の姿から感じたことを記事にした。 kyousituchallenge.hatenablog.jp ここで見られた子ども達の姿は悪いものではない。 しかし、少し考えてみる。 子ども達は「自分たちで話し合う」ということの価値を感じている。だけど、「…

継続こそ力なり

クラス会議に取り組んでいる。このことについては、何回かこのブログでも記事にしてきた。kyousituchallenge.hatenablog.jpkyousituchallenge.hatenablog.jp そんなクラス会議。先日、「体育の後に、~くんが〇〇と言ってくる、~さんが〇〇じゃないの、と文…

誰もが誰かの

板挟み状態になると、とてもしんどい。こちらを立てれば、あちらが立たない。もう投げ出したくなってしまう。 この状態が学校ではあちらこちらに見える。担任は、保護者と校長の板挟み。その保護者は、子どもと学校の板挟み。また、校長は教員と教育委員会の…

どの言葉がよいか?

学習者主体の授業・学級を創っていきたい、と思っている。その時に、「任せる」「預ける」「委ねる」、どの言葉がぴったりくるだろうか? という問いを、同志の先生からもらった。 辞書で調べると… 任せる…①自由にさせる ②相手の好きなようにさせる ③ほって…

4月までに読みたい本【学級経営編】

いよいよ3月になった。新しい年度まであと1か月。新たに教育の現場に足を踏み入れようとしている者たちは、ドキドキワクワクしている頃であろう。それは、すでに教育の現場にいる者たちも同じでもある。 でも、やっぱりドキドキの方が大きいように思う。そ…