小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

チーム教師26「教師の活性化を!」

Twitterを中心に精力的に発信をされているさる先生こと坂本良晶先生。発信や著書で、「教員の再魅力化」について言及されている。それに触発を受け、僕は「教師の活性化」謳っている。 教師たちに元気がない。どの職業でもしんどいことはある。だけど、他の…

チーム教師25「教室が開かれる」

僕たち教師は自分の教室に閉じこもってしまうことがある。この傾向は、小学校が顕著だと思う。なぜなら、小学校では担任が自分の教室にほぼ一日中いられるからだ。そして、「学級王国」を築き上げていくのである。 だけど、教室に閉じこもり、教師それぞれで…

文章題も怖くない!

自分自身に課していることがある。それは、一か月に一冊は、算数科についての本を読むということ。今年度は算数専科ということで、この機会に自分なりに算数科を追究していきたい、と考えたからだ。 ということで、最近読んだ本がこちら。樋口万太郎先生の『…

考えるな! 慣れろ!

今週のお題「残暑を乗り切る」 この夏、暑すぎやしませんか…。いや、本当に…。室内でクーラーをつけ、ダラダラとしている毎日を過ごしている。 だけど、そんな生活も終わりを迎えることになる。暑い中、熱く子どもたちとぶつかり合う日々がまた始まる。 でも…

熱くもなく冷たくもなく

明日から二学期が始まるという自治体もあるだろう。今の気持ちはどうですか? 久しぶりに始まる、と楽しみワクワクしているだろうか? とうとう始まってしまう、と苦しみガッカリしているだろうか? 僕たち教師がこのような思いを抱いているように、きっと子…

多様性が生まれる道筋

前回、これから推し進められていく「インクルーシブ教育」について考えました。気になる方は過去記事を参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 簡単にまとめるならば、「インクルーシブ教育」は推し進めていくが、考えないといけないところはあ…

ラストチャンス

いつの間にかお盆も過ぎ、夏休みも終わりに向かってしまっている…。毎回思うのだが、本当にあっという間だ。あー、終わってしまうな。 ということで、もうすぐ二学期が始まるということで、二学期に向けての話を今回はしておく。 一学期はどうだったでしょう…

授業を変えるヒント

定期購読をしている「授業づくりネットワーク」の最新号が届いた。すでに読み終わっていたのだが、書評をまとめるというところまで行けていなかった。少し遅くなってしまった感は否めないが、書いてみることにした。ロカルノ先生が、一人読書会をし、感想を…

僕と乗り物と読書

今週のお題「わたしと乗り物」 乗り物に乗るなら、できたら公共交通機関に乗りたい。自家用車より、電車やバスの方がいい。なぜなら、公共交通機関は、自分が運転することはないから。そして、運転をしないかわりに読書ができる。 公共交通機関を利用してい…

チーム教師24「弱みが弱まる」

教師がチームになってくると、コミュニケーションが増える、と述べた。また、安心感も生まれる、とも述べた。 こうなることで、気軽に相談することができるようになるだろう。教師一人ができることはたかが知れている。誰もが万能ではないように、教師だって…

チーム教師23「振る舞い方がわかると」

前回の「チーム教師」で「コミュニケーションの副産物」と題し、コミュニケーションが増えることによって、職員室に活気が溢れるという旨の記事を書いた。その記事の続きとなることを、今回は述べる。 前回の記事から一部を引用する。 コミュニケーションが…

いま一人でやっていることが、何に、いつ役立つのかはわからないけれど、絶対に役に立つということだけは、わかっている。

いま一人でやっていることが、何に、いつ役立つのかはわからないけれど、絶対に役に立つということだけは、わかっている。(by飯伏幸太) 真夏の祭典「G1クライマックス」。今回で29回を数える。その結果が出た。「G1クライマックス29」で優勝を飾ったのは飯伏…

「べき」論を疑う

今回は、『学校って何だろう―教育の社会学入門』を紹介する。この本は、1997年9月から98年3月まで、『毎日中学生新聞』で連載された文章を基に再構成されたものである。よって、読者対象を中学生とし、書かれたものである。だから、中学生以外が読むには値し…

目をそらさないように

今週のお題「人生最大の危機」 ニュースでも報道されているように、猪や鹿等の野生動物がえさを求め、山や森から下りてきている。そこで、野生動物にはくれぐれも注意しましょう、と伝えられている。また、野生動物に出くわした時には、野生動物と目を合わせ…

しくじり授業③「まとめ型」

三つ目の型は「まとめ型」のしくじり。 どんな授業にも、子どもたちに到達させたい「めあて」がある。そして、「まとめ」もある。これは外してはならないことである。だけど、「まとめ」がありきの授業をしてしまうとしくじってしまう。 教科書に書いている…

しくじり授業②「ノートづくり型」

二つ目の型は「ノートづくり型」のしくじり。 これは簡単に言うと美しいノートをつくらせようとする授業。 ノートは美しい方がいいのだろうか? 汚いよりは美しい方がいいだろう。でも、それよりも大切なことがある。それは、ノートにその子自身の考えや思っ…

しくじり授業①「説明・指示型」

前回の記事でも述べたように、今回から「しくじり授業」の具体を書いていく。「しくじり授業」とは何ぞや? と思った方は昨日の記事を参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 一つ目の型は「説明・指示型」のしくじり。 これは、簡単に言うと教…

しくじり授業

何度もこのブログでも話しているように、今年度はT2として授業に入ることもしている。つまり、たくさんの授業を見ることができている。もちろん、T2なので指導もしている。だけど、それよりも多くの授業を見ることができることの方が、僕としては意義を感…

本が持つ力

本には「力」がある、と思っています。どんな力かと言うと、「読む者の心を揺り動かす力」である。本は、心に響いてくるものであり、心のスイッチを押してくれるものである。 本が心を揺り動かし、心のスイッチを押してくれるという原体験を与えてくれたのが…

愛したアイス

今週のお題「わたしのイチ押しアイス」 お題に応えるようになってから数回が過ぎた。お題は自分が書こう、と思っているものではないことの方が多い。だからこそ、お題に応えるようになって正解だな、と感じている。さて、今回も考えてもいないようなお題。応…

チーム教師㉒「コミュニケーションの副産物」

前回の「チーム教師」の記事でも述べたが、教師がチームになることができたら、当然コミュニケーションが増えることになる。そのことが、教育効果を高めることになる、とも述べた。このことは、教師から子どもたちへの影響である。今回は、教師から教師への…

チーム教師㉑「最高の教材」

教師がチームになることができたら、当然コミュニケーションが増えることになる。いつでも、どこでも必要ならばコミュニケーションが生まれている。近くから見ていると、きっと仲が良さそうに見えることだろう。 そんな仲良さげにコミュニケーションを図って…

夏休みに読みたい本

さて、そろそろどの自治体でも夏休みに入ったのではないだろうか? せっかくの夏休みなのでゆっくりするのはもちろんですが、できたら二学期に向け、一学期の取り組みを振り返り、自分の教育観をバージョンアップさせたい。そのお供になるであろう本をいくつ…