小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

コロナ禍の学校現場

 コロナ禍の学校現場での様子、僕が考えたことや感じたことを書き留めておくように、「臨時休校の学校現場」「ポスト・コロナの学校現場」と題し、記事をいくつか書いてきた。それが約一年を経過したので、まとめを作り、連載を終えたい。

 コロナ禍という状況は、まだまだ続きそうではある。しかし、そこにこだわってうだうだしているの時期は過ぎつつあるように感じている。ということで、一区切りとしたい、と思い立ったのである。

 このまとめを機に、自分自身も「学びを止めない」ように考えや実践を進めていきたい。

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新年度スタート

 いよいよ新年度のスタートです。

 今年度も学級担任ではありません。取り出し指導というか少人数の指導をすることになります。そこは新たな挑戦ではあります。新しいことをしていると、知らず知らずのうちに疲れが溜まっているようで、どっと疲れが出ます。

 でも、新しい場所だからこその気づきだってある。それを愉しもうとしています。今まで自分がやってきたことが特異なことなのかもしれない、と。

 さて、どんな1年になるのだろうか?

こんな先生になっているか?

 物語に登場する女の子トリシャ。そのトリシャが5歳になった時、ある儀式を行った。おじいちゃんが本の表紙にはちみつをたらし、それをトリシャが舐めるというもの。そして、家族みんなで「そう、ハチミツはあまーい。本もあまーい。よめばよむほどあまくなる!」と歌う。

 この儀式は家族にとって大切なものであり、家族の誰もが通ってきた道なのであろう。こんな儀式を終え、トリシャは自分もたくさんの本を読みたい、という希望を抱く。

 だけど、トリシャはいっこうに本が読めない。本という以前に、字を読めない。小学校に入学しても読めない。全然読めない。トリシャは焦りながらも、得意な絵を描いて、焦りを紛らわしていた。しかし、年を重ねてもいっこうに読めない。そうしていると、クラスメイトからからかわれるようになってきた。トリシャは自分で自分を責めるようになる。そして、休憩時間には人目につかない所でひっそりと過ごすようになる。

 そんな時に出会ったのがフォルカー先生である。フォルカー先生は、トリシャをクラスメイトから守り、トリシャの美術的センスを賞賛し、字を読めるように丁寧に指導してくれた。そのかいあってか、徐々にトリシャは字を読めるようになる。

 ここまで読んだ方は察しているかもしれないが、このトリシャはLDである。この物語はLDの少女に寄り添う教師の在り方を示唆している作品である。

 「僕は彼ら彼女らにとってのフォルカー先生になっただろうか?」と、この節目の時期に自分自身に問いかけたい。そんな思いを持ちながら、彼ら彼女らにしっとりと読み聞かせたい作品である。

攻めるための必需品

お題「#新生活が捗る逸品」

 

 4月になり、学校現場では新年度を迎えます。この時期は学校現場で一番忙しい時期ではないか、と思う。本当にバタバタする。バタバタしていると、多くのことに圧迫される。そして、抜け落ちてしまうことも多くなる。つまり、後手に回ってしまうことが多くなる。

 そうならないよう仕事を攻めるという意識を持ちたい。そのためには、多くのことに圧迫されないよう一つひとつのことを確実に片づけていくことが必要になる。しかし、バタバタしているうちに忘れてしまうこともある。

 だから、手帳を用い、バタバタしてるうちに忘れ去ってしまうということをなるべくなくせるようにしている。手帳には「To Doリスト」を書いたり、一日の終わりに、その日に思い出せる象徴的なことに対しての気づきや思いを書くことにしている。

 仕事を攻めるという意識を持つために、手帳は必需品となっている。手帳の活用法みたいなものを以前に記事にしていたので、よければ参照してください。

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ゆとり世代教育論「連載のまとめ」

 この連載は9月から行っている。実に半年もの連載となっている。こうなってくると、どんなことを書いていたのか覚えていない。まあ、書いている本人も細かいところは覚えていない(笑)。

 だから、連載のおさらいをしてみたい。

 10月、「僕たちは無様な大人たちを見てきた」と題し、食品偽装問題等を取り上げ、そこでの大人たちの姿について論じた。

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 11月「情報化社会の光と影」と題し、情報化社会について論じた。そこでは、デジタルネイチャーという新たな言葉で情報化社会をこれから生きるゆとり世代について定義した。

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 12月、「ツッコミ体質」と題し、バッシングに興じる現代の病巣について論じた。情報化社会とツッコミ体質の共犯関係を暴き出した。

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 1月、「『空気』を読む」と題し、「全員一致」の空気と「一人ひとり」の空気という二つの空気に分け、論じた。また、「優しい関係」も取り上げ、ゆとり世代の対人関係の様相について考えた。

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 2月、「孤立する『個』」と題し、個人化していく社会について論じた。一方、ゆとり世代の多くは、ヤンキー化と呼ばれる状態になっていることにも言及した。

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 3月、「自尊感情を揺さぶる社会」と題し、自尊感情について論じた。自尊感情を考えるということは、これからの社会だけでなく、教育にとっても必須である、と考えている。

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 以上に連載の内容を簡単に書き出してみた。ゆとり世代である僕が見て、感じた社会について論じたつもりである。

 さらにまとめてみると、ゆとり世代である僕たちが生きてきた時代とは、個人化・多様化した時代だと言える。また、そこに閉塞感と情報化が合わさり、合わせ技一本を決められた、といったところだろうか。

 ここまでである程度、ゆとり世代である僕たちが生きてきた時代について描写できた。では、こんな時代にはどのような教育を行っていくとよいだろうか、と問いを進めていきたい。

世界観を構築せよ!

 さる先生こと坂本良晶先生の新刊が発刊された。題して『これからの教育を面白くする! さる先生の学校ゲームチェンジ』である。

 本書では、今までの「働き方改革」や時短より、もう一歩教育実践に踏み込んだ一冊となっている。坂本先生が教室で行っている実践について知ることができ、とても興味深かった。

 そんなことよりも、坂本先生は世界観をアップデートすることの必要性を訴えている。

僕たちは学校という箱庭で教育をしているのではありません。学校は世界と連続的に接続されたフィールドの上に位置するのです。だからこそ、僕たちは世界観をアップデートし続けなければなりません。そしていま、受け持つ子どもたちが生きる少し先の未来の解像度を上げておく必要があります。

 そして、経済界の変化等を例に挙げながら、世界で巻き起こっているゲームチェンジに言及されていく。全然そちら方面に明るくないので、なるほどなるほど、となりながら読んでいった。

 また、坂本先生は以下のように述べている。

学校でよく語られる授業観、教材観、子ども観といったものは、結局は世界観に内包されているのです。

  確かにそうだ。だからこそ、世界観をアップデートしないといけないのだ。

 さて、最後まで読んで、ふと考える。僕はどのように世界を見つめているだろうか、と。つまり、僕はどのような世界観を抱いているのだろうか、ということ。

 経済界のゲームチェンジだけでなく、もっと他の要素も世界観に絡んでいるだろう。だから、もっと違う視点からも考察し、世界観を構築していく必要があるだろう、と思った。

 学びのきっかけとなる一冊であった。この一冊から始めて、世界観をアップデートし、よりよい教育について考えていきませんか。

 今までの坂本先生の著作の書評を書いているので、よければそちらもご覧ください。

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そわそわする季節

 年度末である。もうすぐ新年度である。この時期の学校が、一番落ち着かないのではないか、と感じている。それは新しい年度が見えてきているから。

 教師という職業は、仕事内容自体はあまり変わらないのだが、担当部署が毎年のように変わるというものである。この担当部署(学年・校務分掌)が、教師にとってはなかなか大きいものでもある。

 だから、そわそわするのである。そして、人事について予想するのである。でも、僕としてはジタバタしても始まらないので、「果報は寝て待て」スタイルでゆっくりしている。気忙しい最中に入りたくないというのも大きいのだけど。

 あと数日経てば、嫌でも忙しくなる。だから、今ぐらいゆったりとしたいものだ。とは言いながらも、そわそわして落ち着かないのですが(苦笑)。まあ、今だけの楽しみ? を噛み締めることにしよう。

二つの学び

 僕は二つの学びを意識しながら、日々学ぶ姿勢をつくっている。そんな二つの学びのことを、僕は「右手の学び」「左手の学び」と呼んでいる。

 「右手の学び」とは、自分の興味関心を抱いている学びのことである。「左手の学び」とは、自分があまり興味関心を抱いていない学びである。これは僕の利き手が右手なので、右手に興味関心を据えているだけなので、左手が利き手の方は左手に興味関心を据えていただいても結構です(笑)。

 僕にとっての「右手の学び」は、学級経営、国語科教育、算数科教育、特別支援教育になる。自分が興味関心を抱いている学びというのは、本当に楽しい。それだけ学んでおきたい、とさえ思う程である。自分が興味関心を抱いていることなのだから、それこそとことん学べばよい。

 だけど、どうしても偏りが生まれることになる。小学校教師は、一人で多くの教科を担当する。だから、プロフェッショナルと同時にオールマイティをも求められる。そうであるならば、偏りが生まれることは善いものではない。

 そこで、「左手の学び」が出てくる。自分が興味関心を抱いていない学びなので、正直腰が重くなる。しかし、そのままそこに腰を下ろしていても進まない。ゆっくりでいいので少しずつでも学んでいきたい。

 僕は、年に一つ「左手の学び」を決めるようにしている。ちなみに、今年は「道徳」を持ってこようかな、と思っている。道徳を自信持って指導できないので、それではよくないだろう、と思い立ったから。

 まあ、今さら感はあるのだが(苦笑)。 それでも何もせず立ち止まっているよりはマシだろうか。そう思うようにしておこう。

 ということで、このブログでも道徳について学んだことを記事にすることにしよう。アウトプットの場があることで、少しは学びのエンジンとなるであろう。
 みなさん期待? しておいてください!

歓声とブーイングは、ベクトルは違っても客が熱くなってるって意味では一緒だって気づきましたね。

歓声とブーイングは、ベクトルは違っても客が熱くなってるって意味では一緒だって気づきましたね。(by真壁刀義)

 

 スポーツでは歓声だけでなく、時にはブーイングが巻き起こることがある。「ブー」と唸るだけでなく、指笛を鳴らす、手の親指を立てて逆さまにすることもある(サムズダウン)。

 日本では野次、大相撲での座布団投げがよく見られる。ブーイングを行うことで、選手・チームのプレーや試合経過等への不満、審判のプレーに対する判断に対しての不服などを示している。

 しかし、プロレスにおけるブーイングの意味合いは他のスポーツとは少し異なる。プロレスにおいてはブーイングを送ることが、ヒール選手に対する賛辞になっていることがある。もちろん、上記のように不服を表すこともあるが。ヒールレスラーにとってはこのブーイングの大きさというものが一つのバロメーターになっている。

 そのことを、今ではスイーツレスラーとも知られている真壁刀義は語っている。真壁はかつてはヒールレスラーとしてリングに立っていた。その時には歓声よりブーイングを浴びていた。でも、レスラーだって人間。歓声が欲しくなる。でも、そこにこだわってしまってはいけない。だからこそ、真壁は「気づいた」と、語っているのだ。

 さて、視点を教育の場面に移してみる。

 子どもからのブーイングはある。例えば、「宿題多い!」「先生、そのファッションセンスは…」「どうして怒られないといけないの?」等、様々である。

 現代の子どもたちは、「傷つけて近づく」というコミュニケーションを取る。「先生ってファッションセンスないよね」「先生ってイケメンとか本気で言っているの」等々(笑)。そこに、正面からぶつかっていく必要はない(だが、イライラしてしまうことも多いが)。ブーイングの中には本当に不満を表しているものもあると思うが、ほとんどは教師に注目してほしいという思いが込められている、と思う。

 それに、ブーイングをなくそうなくそうと思っても、それはこちらから「やめて!」と言ったところでなくなるわけではない。だから、ブーイングをもらうぐらいがちょうどよいと思いたい(笑)。ブーイングをもらっているうちが華かもしれない。

 それに、相手の技(ブーイング)を食らうことを極端に嫌う人間は「プロレスラー」(=教師)とは言えない、と思っている。

4月までに読みたい本【授業編】PART3

 先週の記事に続いて、今回は授業編についての記事を書くことにします。第一弾・第二弾の記事も是非とも参照してください。

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 ⑨田中博史『田中博史の楽しくて力がつく算数授業55の知恵』文溪堂

 田中先生は温かい人です。もちろん、何となくですが、そのように感じています。それは、田中先生の「受け」が関係しているように思っている。子どもの発表の受け方、子どもの間違いの受け方た等。もちろん、教材研究や課題提示や発問等の「攻め」も大切だと思いますが、それよりも「受け」が大切なのかもしれない。

 「わからない子に、わからないと言わせる」「あてられたら困る人? と問いかける」「この子の気持ちがわからない? を合い言葉にする」等、目から鱗の内容もたくさんあります。攻めだけではなく受けを考えることが授業づくりには大切のように思います。

 

⑩土作彰『学級づくりの3D理論』明治図書

 タイトルが「学級づくり」となっているが、主に授業についてのことが書かれた一冊。「授業づくりは学級づくり」という言葉があるように、授業と学級経営は密接な関係である。それをわかりやすく説明してくれている。

 土作先生が提唱する3D理論とは「授業づくりにおける重要な3要素=教える・Y繋げる・育てる」のことである。この3つの要素というか視点を持っておくことで、授業づくりの意識が変わる。

 土作先生のミニネタとあわせて知っておきたい考えである。

コロナ禍の学校現場

 コロナ禍の学校現場での様子、僕が考えたことや感じたことを書き留めておくように、「臨時休校の学校現場」「ポスト・コロナの学校現場」と題し、記事をいくつか書いてきた。それが約一年を経過したので、まとめを作り、連載を終えたい。

 コロナ禍という状況は、まだまだ続きそうではある。しかし、そこにこだわってうだうだしているの時期は過ぎつつあるように感じている。ということで、一区切りとしたい、と思い立ったのである。

 このまとめを機に、自分自身も「学びを止めない」ように考えや実践を進めていきたい。

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ポスト・コロナの学校現場まとめ②

 

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ポスト・コロナの学校現場まとめ①

 

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祝日って変わるのですね

今週のお題「祝日なのに……」

 

 昨年と今年は、東京オリンピックパラリンピックが予定されているということで「海の日」「山の日」が移動している。そして、昨年から「体育の日」が「スポーツの日」と名前を変えている。
 祝日が変わるというのは、あまり考えたことがなかっただけで、意外とあるようだ。
そして、時代は令和になり久しい。もう三年が経とうとしている。令和になり、「天皇誕生日」も変わった。
 平成では、12月23日が天皇誕生日であった。令和では、2月23日が天皇誕生日である。天皇の代替わりと共に、天皇誕生日の日も変わるとは思っていなかった。
だから、2019年の12月に驚いた。12月23日が休みじゃない。この日辺りは、学校では二学期の終業式の頃である。この日が休みだから前の日が終業式、この日が休みだから仕事の追い込み日として使える等々。12月23日の休みに助けられてきた気になっていた。しかし、休みではない。ということで、驚いたということを今でも鮮明に覚えている。
 そこから二年が経ち、驚きはしなくなったが、何となく残念な思いは未だにある。でも、2月に祝日が二つもありラッキー、と思っているところもあるのだけど(笑)。

ポスト・コロナの学校現場㊶「学校(教室)に集まる意味」

  前回は、子どもたちを学校(教室)に集める意味について書いてみた。どちらかと言うと、教師側からの目線で書いたものになった。今回は、視点を子どもたち側に移し、「子どもたちが学校(教室)に集まる意味」について書いてみる。

 僕の考える子どもたちが学校(教室)に集まる意味は三つある。
 一つは「つながりをつくる」という意味。
 以前にこの連載でも「ふれ合いを保障する」という題で記事を書いたように、子どもたち同士の関わりを大切にしたい、と思っている。
 僕は、教師として、子どもたちに毎日毎日教育活動を施している。そこで忘れてはならないのは、目の前にいる子どもたちが同じ地域に住む同い年の集団であるということ。つまり、目の前にいる子どもたちは、同一地域で生きていくことになる。もちろん、ずっとそこで生きる者は多くはないだろう。
 しかしそうだとしても、同じ時期に同じ時間を過ごす者とできる「つながり」は、強力なものになる可能性がある。そう考えると「つながりをつくる」ということには大きな意味がある。
 二つは「他律から始められる」という意味。
 教育の目的を、僕は「自立」である、と考えている。これについて述べていると長くなってしまうので割愛する。自立に向かうためには、学びを通して「自分はできる」という感覚を抱くこと、先ほど述べたようなつながりをつくることが必要である、と考えている。だから、学校(教室)に集まり集団で学ぶことに意義がある。
 しかし、現在の状況では、個別で学ぶことも可能であるし、リスクを下げるために集まらないというのも認められる。そうであっても、集団で学ぶことに意義がある。それは「他律から始められる」からだ。集団で学ぶことで、他者との出会いがあり、他者との交流がある。その他者との関わりを通し、自分自身を見つめていく。大雑把に言うと「他律」ということではないだろうか。もちろん、「自律」し「自立」する方がいいのだが、そんな簡単にはいかない。だから、始まりは「他律」でいいのではないだろうか。そのためには学校(教室)に集まらないといけない。
 三つは「時間を共有する」という意味。
 社会は多様化している。そんな多様化の風を目いっぱい受けているのは、僕たち大人だけではなく、子どもたちもそうだ。そんな多様化の様子を「島宇宙化している」と、表現される。つまり、一人ひとりが独立しており、結びつきが希薄ということ。これはこれで悪くはない。
 そんな多様化した時代において、学校(教室)での時間は数少ない共有事項の一つである。学校(教室)で同じ時間を過ごした者と話すと、最後は決まって学校(教室)で過ごした時のことで終わる。それぐらい時間を共有するということには力がある。
 同じ時間を過ごしたとしてもわかり合えないことだってある。そうとはわかりつつも、同じ時間を共有したからこそ、同じように感じ、同じような思いをしていると思い込むことができる。この共同幻想とでも言えるようなことは、案外悪くないのだ、と思っている。
 以上が、僕の考える「子どもたちが学校(教室)に集まる意味」である。

 

【過去記事】

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4月までに読みたい本【学級経営編】PART3

  毎年恒例になってきつつあります「4月までに読みたい本」シリーズの第三弾です。第一弾・第二弾の記事も是非とも参照してください。

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⑨堀裕嗣『学級経営10の原理・100の原則』学事出版

 10原理・100原則シリーズと呼ばれるものの一冊。学級経営で考えないといけないことの全体像が提示されている内容となっている。ここまで細かく考えないといけないのか、と驚くほどである。

 著者の堀先生は「失敗が許されない」という前提で学級経営を考えることを提案されている。いろいろなことを付け加えることを思いつくのは悪くない。しかし、「失敗が許されない」からこそ細やかに考えておく必要性は高いはずだ。

学級経営10の原理・100の原則―困難な毎日を乗り切る110のメソッド

学級経営10の原理・100の原則―困難な毎日を乗り切る110のメソッド

  • 作者:堀 裕嗣
  • 発売日: 2011/03/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

⑩金大竜『ワクワクを生み出す!あたらしい教室のはじめかた』学陽書房

 金先生は、常に自分の実践や考え方を更新する作業を行っている。この本の中でも、金先生が悩みながらも前進している姿勢が伝わってくる。

 学級開きや新年度初めの教室について考えられる内容となっている。読んで損なしの一冊である。

ワクワクを生み出す!  あたらしい教室のはじめかた

ワクワクを生み出す! あたらしい教室のはじめかた

  • 作者:金 大竜
  • 発売日: 2018/02/17
  • メディア: 単行本
 

  どれか一冊でも手に取ってもらいたい。