小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

さよなら平成、ようこそ令和

いよいよ「平成」が終わろうとしている。そして、「令和」を迎えることになる。僕は多くを「平成」で生きてきた。だから、「平成」が終わることに寂しさを感じている(もしかすると「令和」を生きる期間の方が長くなるかもしれないが)。 そして、テレビを見て…

多様性に惑う

ほぼ日手帳で有名な「株式会社ほぼ日」の代表取締役・糸井重里の著作に、『インターネット的』がある。そこで糸井は「多様性」について言及している。少々長いですが引用してみる。 どの業界でも、ここ何年もずっと消費者心理や消費行動の「多様化」について…

十連休に読みたい本

GWが始まった。いや~、嬉しいですね(笑)。怒涛の4月を終え、一息つきましょう。 でも、いずれまた始まります。それまでに読んでおきたい本を紹介します。どの本も、明日にすぐ役立つという視点で見ると、そうでないものばかりです(もちろん明日すぐに役立…

意思表明ができるように

このブログで報告しているように「クラス会議」に取り組んでいた。僕の学級にとって「クラス会議」という取り組みは、核の一つである。それぐらい自分なりに思いを持ち、実践してきた。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp ky…

内言を可視化する

算数専科ということで、算数授業について改めて学び、深めていこう、と意気込んでいる。そこで、早速手にした一冊が樋口先生の著作。 その中で、樋口先生は算数授業づくりのポイントを以下のように説明している。 ・問題を解いていたときに式、答え、考え方…

ヒリヒリ感

この時期は何かとせわしない。新しい学級でのシステム構築、授業参観・家庭訪問、大量の配布物の回収等、とにかく忙しい。にもかかわらず、初めということで子どもや保護者との関わりに気を遣う。そこで、やはり前年度までの学級とのギャップを感じてしまう…

チーム教師⑧「十人十色」

ある教室へ入るとビシッとしており、規律が確立している。ある教室へ入ると誰もが大きな声をだし、元気で過ごしている。ある教室へ入ると係活動が盛んで、それについての掲示物がたくさんある。ある教室へ入るとしっとりとした雰囲気で、静かに活動している…

過去と闘って何が悪い! 昔を越えようとして何が悪い! 未来は俺が創る! 生きたいように生きる!

過去と闘って何が悪い! 昔を越えようとして何が悪い! 未来は俺が創る! 生きたいように生きる!(by中邑真輔) 教育は今に始まったものではない。過去から続いているものである。それを踏まえ、そして活かし、より良いものにしていく姿勢が必要である。 学校…

リーダーシップについて

訳あって「リーダーシップ」についての考えを深めたい、整理したいという思いを持ち、数冊の本を手にした。ざっとになるが紹介したいと思う。 現在に必要なリーダーシップを「リーダーシップ 3.0」として、それについての説明がされている。 どうしてリーダ…

with B

初任の先生から「学級経営で何を大事にしたらいいですか?」というおたずねがあった。 そこで、僕は「ブルゾンちえみかな」と答えた。 案の定ポカンとされた(笑)。だから、急いでその真意を説明する(笑)。 「学級の子どもたちを三つに分けてみて。Aはこちら…

チーム教師⑦「愚痴たる者へ」

愚痴を吐き出すということは、別に悪いことではないと思う。精神健康上よいことであろう。 と、大前提というか、予防線を張っておこう(笑)。 だけど、相手だって愚痴を吐いているあなたのことで愚痴を吐いているかもしれないことは頭に入れていますか? もし…

チーム教師⑥「見えざる強制力」

新年度が始まる。新しい学年、新しい教室、新しい子ども、新しい同僚。何だか何でもできる気になってしまう。新年度という響きは不思議な力を持っている。 新年度というのは、かなり忙しい。準備しないといけないこと、用意しないといけないことがたくさんあ…

算数授業・導入アラカルト

新年度が始まり、そろそろ授業も始まるのではないだろうか。でも、この時期は、配布物の回収や学級システムの構築等で忙殺される。そして、授業は後回しとなりがちである。だけど、授業もやって来る。 そんな時に大きな武器となるのが、「授業をパターン化す…

新年度始まり、ゆるやかに始まる

疲れが出たのか、最近は寝落ちが続き、ブログに手がつけられなかった… いよいよ新年度が始まりました。もう少し早く書きたかったのですが、遅くなってしまいました。 僕は、今年度算数専科というポジションになりました。時にはT1をし、時にはT2をする、とい…

『「学校」をつくり直す』覚悟

出版前からとても楽しみにしていた一冊。本書の著者である苫野先生の考え(「自由の相互承認」)には、自分自身とても影響を受けている。その考えを実践にどう落とし込むことができるか、といつことを真剣に考えているつもりだ。 さて、本書は苫野先生が他の書…

チーム教師⑤「愛せなければ…」

前回、必ず味方になりましょう、と提案した。 だけど、人には食べ物の好き嫌いがあるように、人の好き嫌いもある。これはしょうがない。子ども・保護者の好き嫌いだってある。いや、私は好き嫌いなんてない!」と言う人だっているかもしれない。だけど、そん…

チーム教師④「必ず味方になる」

教師をしていて一年間何もなく終えるということは、かなり難しい。何も教師だけが特別難しいというわけではない。どの職業であれど何かしらの難しいことはある。 何かあった時、ぽろっと「授業、上手くいかなかったです」「子ども達との関係って難しいですね…

チーム教師③「徹底的にギブ」

教師だけでなく、人はチームになり、何かを行うと少なからず不満が出てくる。その最たるものの一つが、「どうして自分ばかりしないといけないの!」というものである。こんな不満を漏らしたことは、誰しも一度や二度あるのではないだろうか。もしかすると、…

チーム教師②「おまけ」

さて、前回教師がチームになるために「雑談」から始めてみましょう、と提案した。 だけど、雑談と言えどなかなかハードルが高い、と感じる方もいるだろう。「自分から話せません」「ていうか何を話したらいいの」等、いろいろと考えてしまい、結局話せずじま…

チーム教師①「無駄な時間?」

「雑談」と聞くとどんな印象を受けるだろうか? あまり意味のないもののような印象がないだろうか。職員室で仕事をしている時に、雑談を聞くと「無駄な時間だな」と思わないだろうか。 確かに無駄と思えば無駄な時間である。だけど、僕は無駄だ、とは思って…