小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

授業

ポスト・コロナの学校現場⑲「ワークシート押しの違和感」

以前に、この「ポスト・コロナの学校現場」の記事の中で授業のことに触れた。時間数の確保や少ない時間数で学習内容を終わらせようとしている。休校が長く続いたので、このような状況はやむを得ないように思う。でも、そんな中でも「子どもたちが考える時間…

国語の学びのお供に

なぜだか、僕の中での「国語熱」なるものが高まっている。国語について学ばなければ、という思いがほとばしっている。 ということで、積ん読状態になっている「子どもと創る『国語の授業』」を引っ張り出してきた。そして、特集で気になるものをピックアップ…

発想の源を問う

学校が再開され、ようやく新しい学級や学年に慣れ、授業も本格的になってきているところではないでしょうか。今年度も算数専科ということなので、算数に関する本を紹介することにしよう。 今回紹介する本は、最近読んだというものではない。前に読んだもので…

何と言う?

子どもたちと対峙していると、とっさに言葉を出さないといけないことが多くある。子どもたちは、なかなか口がたつので気が抜けない。なおかつ、その時の状況を考えながら言葉を選ばないといけない。かなり難しいことである。 そんなことに向き合い実践を重ね…

悔しさと なるほどと 羨ましさと

東洋館出版社創業70周年記念として出版された『3つの“感”でつくる算数授業』を読んだ。70周年記念の一環として、若手の本を出版するように、その企画案を全国から募集された。そこで最優秀賞を獲得し、出版となったのが本書である。 ちなみに、僕もこの…

4月までに読みたい本【授業編】PART2

一昨日の学級経営編に続き、授業編も記事にする。 これも昨年記事にしたものに数冊付け加えて紹介します。昨年の分は過去記事を参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp ⑥長瀬拓也『ゼロから学べる授業づくり』明治図書 長瀬先生の「ゼロから学…

協同が競争にならないように

若手の授業にT2で入っていた。単元の終わりで習熟の時間であった。 班でそれぞれ机をくっつけて問題に取り組ませていた。きっと、協同させようという意図があったのだ、と感じた。 僕は習熟の時間では、だいたい『学び合い』の基本的なスタイルを取り入れ…

新学習指導要領での算数授業

いよいよ新学習指導要領の全面実施が迫ってきている。正直、新学習指導要領が公開になった時よりも熱が下がっている気がする。よくない傾向である。だけど、ここからがいよいよ本番である。実際に現場で「主体的・対話的で深い学び」を実現していくために何…

言語化することで

先日、『キーワードは「言語化」』という題で記事を書いた。今回は、それの続きです。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 僕は上の過去記事で以下のように書きました。 確かに僕の授業は、言語化を子どもたちにさせている。むしろ、子どもたちの言葉で授業を…

キーワードは「言語化」

校内研修としての授業ではないが、指導案をちゃんと書いて授業をした。プチ研究授業という形で。学年の先生や管理職の先生や専科の先生等、授業を見に来てくれそうな人に声をかけてみた。まあ、なかなか来てもらえなかったのだが。 それでも、時間を割いて見…

教師が邪魔になっていないか?

今年度も多くの授業を参観した。最近、参観する授業は次期学習指導要領の理念である「主体的・対話的で深い学び」を意識されているものが多い。だから、子どもたちが「学び合う」場面というのが設定されていることが多い。「学び合い」場面があるというのは…

ペアで発表する

若手の授業にT2として入っていた。若手なりに子どもたちがコミュニケーションを取りながら授業を進めようとしている。だから、ペア対話を授業に取り入れている。よく見る光景ですよね。 ペア対話が終わった後、一つのペアを指名する。その時、「どっちでも…

「かわいい!」という言葉の魔力

女性はよく何かにつけて「かわいい!」という言葉を発する、と言われている。けっこうステレオタイプな物言いではあるが、何となく想像できるだろう。男性から「かわいい!」という言葉はあまり聞かない。ちなみに、僕はほとんど言わないのではないだろうか…

技術としての行為

若手の教室で授業をした。授業が終わった後、若手から「どうしてあんなことをしたのですか?」とお尋ねがあった。僕なりの意図をぺらぺら、と話す。そうすると、「そんなことできてないな、(私にも)できますかね?」という言葉が返ってきた。 僕は即答で「で…

算数授業を考えるなら必読!

何度も書いているように、今年度は算数専科をしている。この機会に、自分の算数授業を高めていこう、と決心している。ということで、算数授業に関する書籍を読み漁っている。読み漁っているという程、読めてはないとは思うが(苦笑)。 そんな中で、僕としては…

「限定」よりも「定番」を

今日は10月31日、ハロウィンの日である。ハロウィンは外国のお祭というイメージだ。だけど、ここ五年程で日本でも定着してきた感がある。 マーケティング的にも、夏休みからクリスマスの間に行事があると嬉しいのだろう。だからか、ハロウィン仕様の商品があ…

そこに意図はあるんか

今年は算数専科ということで、若手の授業のT2として教室に行くことがある。また、空き時間を利用して若手の授業を参観しに行くこともある。そこで考えたことを今回は書いてみる。 若手の授業では、「やっぱり」「どっちでも」「まあ別にいいかな」という言…

口を挟まない

昨日、運動会の団体演技の指導をする際のポイントを述べた。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 今回はその続き。今回のターゲットは、主となり指導する、前に立ち指導する教師ではなく、それを後ろから支える教師たち。 後ろから支える教師たちが意識しない…

言い切る

九月も半ばということで、二学期も本格的にスタートしている頃だろう。全国各地で運動会に向けての練習が進められていることだろう。 学年の団体演技ーダンスや組体操ーは、何となく若手が指導する雰囲気がありませんか? 僕の周りだけの話なのだろうか? 若…

文章題も怖くない!

自分自身に課していることがある。それは、一か月に一冊は、算数科についての本を読むということ。今年度は算数専科ということで、この機会に自分なりに算数科を追究していきたい、と考えたからだ。 ということで、最近読んだ本がこちら。樋口万太郎先生の『…

授業を変えるヒント

定期購読をしている「授業づくりネットワーク」の最新号が届いた。すでに読み終わっていたのだが、書評をまとめるというところまで行けていなかった。少し遅くなってしまった感は否めないが、書いてみることにした。ロカルノ先生が、一人読書会をし、感想を…

しくじり授業③「まとめ型」

三つ目の型は「まとめ型」のしくじり。 どんな授業にも、子どもたちに到達させたい「めあて」がある。そして、「まとめ」もある。これは外してはならないことである。だけど、「まとめ」がありきの授業をしてしまうとしくじってしまう。 教科書に書いている…

しくじり授業②「ノートづくり型」

二つ目の型は「ノートづくり型」のしくじり。 これは簡単に言うと美しいノートをつくらせようとする授業。 ノートは美しい方がいいのだろうか? 汚いよりは美しい方がいいだろう。でも、それよりも大切なことがある。それは、ノートにその子自身の考えや思っ…

しくじり授業①「説明・指示型」

前回の記事でも述べたように、今回から「しくじり授業」の具体を書いていく。「しくじり授業」とは何ぞや? と思った方は昨日の記事を参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 一つ目の型は「説明・指示型」のしくじり。 これは、簡単に言うと教…

しくじり授業

何度もこのブログでも話しているように、今年度はT2として授業に入ることもしている。つまり、たくさんの授業を見ることができている。もちろん、T2なので指導もしている。だけど、それよりも多くの授業を見ることができることの方が、僕としては意義を感…

算数授業をパターン化する~導入「選択させる」~

4年生「何倍でしょうか」の授業。 問題文を板書する。「テレビとうの高さは90mで、これは百貨店の高さの3倍です。百貨店の高さは、学校の高さの2倍です。学校の高さは何mですか?」 これだけ書くと長いし、よくわからなくなってくる(笑)。案の定、子…

本気に触発される

北海道の堀裕嗣先生の新刊が出版された。刊行予定が告知された時から、とても楽しみにしていた。今回は道徳がテーマ。書名は『堀 裕嗣の道徳授業づくり 道徳授業で「深い学び」を創る』である。また、本のカバーには「子どもたちに伝わる“本気”の道徳授業づ…

一生懸命じゃない!?

同僚の先生から、こう言われた。「UーTchallenge先生って、授業を一生懸命やってませんよね」と。いやいや、僕なりに懸命にやってるつもりなのだけど(笑)。その後にもう少し言葉は続く。「なんだかいつも前でボーっとしてるだけですよね」と。 なるほど、周…

内言を可視化する

算数専科ということで、算数授業について改めて学び、深めていこう、と意気込んでいる。そこで、早速手にした一冊が樋口先生の著作。 その中で、樋口先生は算数授業づくりのポイントを以下のように説明している。 ・問題を解いていたときに式、答え、考え方…

算数授業・導入アラカルト

新年度が始まり、そろそろ授業も始まるのではないだろうか。でも、この時期は、配布物の回収や学級システムの構築等で忙殺される。そして、授業は後回しとなりがちである。だけど、授業もやって来る。 そんな時に大きな武器となるのが、「授業をパターン化す…