小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

信頼関係をベースに

先月、「高学年と向き合う」と題し、書評を書きました。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 今回は、その続きになります。 高学年と向き合うことを考えていく中で、キーワードなるものが浮かび上がってきた。それが「受容的な態度で、指導は最小限に、子ども…

ポスト・コロナの学校現場㉑「ゼロリスク信奉を捨てる」

ポスト・コロナの学校現場の記事の中でも書いたように、新型コロナウイルスの影響でリスクを回避することが難しくなっている。もちろん、少しでもリスクを小さくしようと、学校現場だけでなく多くの場で苦心されている。 学校はこのリスクについて大いに考え…

大流行の一冊

大流行しているマンガを紹介しようと思うので、何となく気が引ける。 今回、おすすめのマンガとして紹介するのが『鬼滅の刃』です。もう、詳しく紹介しなくても多くの人が知っていることでしょう。一昨日、映画の上映が始まった。当分の間は『鬼滅の刃』が世…

主たる者の心得

運動会が終わった。いつも思うことではあるが、体育主任は大変そうである。かなり他人事のようであるが(笑)。 でも、そんな体育主任の姿を何年も見てきて思うことがあったので、忘れない内にまとめておこう。 主任の仕事は仕組み(システム)を作るのが仕事。…

学習者の学びから考える

遅ればせながら「まんがで知る」シリーズの続編、そして「未来への学び」編の完結まで読み進めた。 いちおう、過去記事を貼っておきます。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp 「まんがで知る」シリーズは、当然まんがなので…

ポスト・コロナの学校現場⑳「引きこもりがち?」

多くの学校現場は、運動会が終わり、一段落といった所である。ご多聞に漏れず、自分が在籍している学校もそうである。そんな時期ではあるが、生活チェックアンケートを実施した。簡単に言うと、日々の生活習慣や生活リズムを把握するためのアンケートである…

僕にとって大切なお店

お題が「わたしの大事なお店」。ということで、僕にとって大切なお店について書くことにする。大切なお店なので、というわけではないが、具体的な店名は挙げませんので、悪しからず。 僕にとって大切なお店は、焼き鳥をメインに打ち出した居酒屋。取り立てて…

ゆとり世代教育論「僕たちは無様な大人たちを見てきた」

僕たちは、小さい頃から多くの場面で、無様な大人たちを見てきた。 例えば、食品偽装問題。ミートホープ、船場吉兆等、例は枚挙にいとまがない。そこでは、大人たちが自分たちのしでかしたことを何とかごまかし、はぐらかそうと狼狽える姿が報道されることと…

ネガティブの効用

水曜どうでしょうの新作が始まろうとしている。藩士(水曜どうでしょうファンの総称)にとっては楽しみの時間が近づいている。ということで、今回はどうでしょうに関係する本を紹介する。 「ミスター」と言えば、誰を思い浮かべるだろうか。 たいていの人は、…

ポスト・コロナの学校現場⑲「ワークシート押しの違和感」

以前に、この「ポスト・コロナの学校現場」の記事の中で授業のことに触れた。時間数の確保や少ない時間数で学習内容を終わらせようとしている。休校が長く続いたので、このような状況はやむを得ないように思う。でも、そんな中でも「子どもたちが考える時間…

運動不足の者には辛い時間

今週のお題「運動不足」 はい、運動不足です。最初に正直に白状しておきます。正真正銘の運動不足です(笑)。学生の頃を境に運動らしい運動を習慣的に行った記憶がありません。それぐらいの筋金入りの運動不足です。 でも、こんな人はけっこう多いだろう、と…

つくし世代とは?

著者は広告代理店アサツー ディ・ケイ(ADK)に勤務し、マーケティングを担当している。そして、マーケティングで得た知見をまとめたものが本書である。 著者は、本書で「若者」を「1992年に小学校に入学した人たちよりも若い世代」と定義した。その理由を四点…

ポスト・コロナの学校現場⑱「葛藤の中でいるということ」

以前の記事でも書きましたが、新型コロナウイルスの影響で行事の計画が難しい状況です。二学期というのは、大きな行事が多くあります。運動会、遠足、学習発表会、修学旅行等々。 だから、これらの行事を実施するのか、ということに頭を悩ませることになりま…

好きなおやつを三つ

今週のお題「好きなおやつ」 今回のお題は「好きなおやつ」だ。とても書きやすいテーマである。そりゃあ、好きなおやつは一つや二つ、と言わずいくつもある(笑)。それをポンポンと書いても面白味がないので、なるべく他の人が挙げなさそうなおやつを狙ってい…

バラバラのままで

この作品は、劇作家である平田オリザが、自らもワークショップなどで関わりを持ち続けてきた高校演劇をテーマに書き下ろしたものである。 平田オリザが提唱する、自然な会話とやりとりで舞台を進行する現代口語演劇理論が、ストーリーの中で示されている。文…

ポスト・コロナの学校現場⑰「ありがたみが薄まる」

臨時休校中、もちろんでありますが学校が休みとなりました。だから、子どもたちはそれぞれの家庭で時間を過ごすこととなった。共働きだとやりくりが大変だっただろう、子どもも大人も家庭にずっと縛り付けられるのは大変だっただろう、ということが想像でき…

近いような、遠いような

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」 敬老の日が近いということで、お題が「おじいちゃん・おばあちゃん」となったのだろう。せっかくなので、自分自身の「おじいちゃん・おばあちゃん」のことを思い返しながら記事を書いてみる。 思い返しながら、と…

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ

今は今しかない、次に同じような状況になってもそれは今じゃないんだ(by三沢光晴) 現場は一瞬一瞬が勝負である。それは学校現場でも同じ。 指導・支援したい、指導・支援しないといけない、と思った時はたぶんその教師が考えた中での一番よいタイミングだろ…

高学年と向き合う

高学年の子どもたちへの対応の難しさは今に始まった話ではありません。高学年の子どもたちへの対応を難しく感じている教師は多くいる。それは僕も含まれている。 しかし、そこで二の足を踏んでいる場合でもない。何かしらの糸口を見出したくいくつかの本を読…

ポスト・コロナの学校現場⑯「歪みが見えてきた」

何回も述べてきましたが、新型コロナウイルスの影響で学校が休校となった期間がありました。だから、標準と言われる学習進度よりも遅くなっているのが学校再開時点での状況でした。 それに対応するべく、各自自体で夏休みの短縮や土曜授業の実施、七時間授業…

お供のあれこれ

今週のお題「ごはんのお供」 ご飯の記事って前にも書いたような気がする。ちょっと探してみる…。 やっぱりあった。せっかくなので、その記事を貼っておくので、よければご覧ください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp さ…

ゆとり世代教育論「はじめに」

新型コロナウイルスの影響が大きく、何だか忘れ去られていないか心配になるが、小学校では今年度より新学習指導要領が全面実施されている。「主体的・対話的で深い学び」が大きなキーワードとなっている。 新たな教育の方向性が示されるようになると過去のこ…

課題先進国で生きる

2016年、電通の女性新入社員の自殺が、長時間のが原因だったとして労災が認められる、という報道があった。それに呼応してか、翌年1月29日に厚生労働省から、働き方改革(長時間労働の抑制・年次有給休暇の取得促進)を支援する「働き方・休み方改善ポータルサ…

ポスト・コロナの学校現場⑮「疲れが出てきている?」

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐということを目的に、いろいろと対策が取られるようになり久しい。 そこで出てきたものが「コロナ疲れ」という言葉。長引くコロナウイルスによる影響により、不安やストレスを感じ、それが原因で心身の状態が悪くなってし…

面倒くさくて、無駄なもの

今週のお題「もしもの備え」 台風10号が猛威を奮う、と先日から多くの報道がされている。みなさん気をつけましょう。何だか意図せずタイムリーなお題となった。 でも、期待しないでください(こんなこと言わなくとも誰も期待していないか?)。いつものように…

未来を創るということ

僕が注視している教育ライターの一人が堀裕嗣先生。堀先生の著作の多くを読んでいる。そして、堀先生の論述から大いに刺激をもらっている。このブログでもいくつか書評を書いているので、よければ参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousi…

ポスト・コロナの学校現場⑭「思考停止に陥る」

新しい生活様式なるものが謳われている。そんな新しい生活様式に初めは窮屈さを感じていたが、次第に慣れてきているように感じている。 学校現場も、新しい生活様式に則り、新しい教育活動なるものを模索しているところである。授業は教師の領域として捉えら…

書くことは考えること

今週のお題「読書感想文」 読書感想文。昔も今も夏休みの宿題の定番である。自分が読書感想文を書いた経験もあるし、教師として子どもたちが書いているのを見た経験もある。 さて、ここで今一度考えてみることにする。それは、「なぜ、読書感想文を書くのか…

「両者リングアウト」と「反則裁定」にこそ、プロレスというジャンルがこの世に存在している本来の意義が秘められている

「両者リングアウト」と「反則裁定」にこそ、プロレスというジャンルがこの世に存在している本来の意義が秘められている(byTAJIRI) このTAJIRIの言葉に、僕はプロレスファンとして全面的に賛成する。多くのプロレスファンにとっても納得できるものである。し…

学習集団を創る

定期購読している「授業づくりネットワーク」の新刊を読んだ。今回のテーマは「学級崩壊」について。 学級崩壊という言葉は市民権をすでに得ている。教育界だけで使われている言葉ではない。そして、最近では学級崩壊という言葉を耳にすることが減ってきてい…