小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

チーム教師25「教室が開かれる」

 僕たち教師は自分の教室に閉じこもってしまうことがある。この傾向は、小学校が顕著だと思う。なぜなら、小学校では担任が自分の教室にほぼ一日中いられるからだ。そして、「学級王国」を築き上げていくのである。

 だけど、教室に閉じこもり、教師それぞれで進めていくということに限界が見え始めている。見え始めている、と言ったがもっと前から見えていたのかもしれない。それを見えていないことにしていたのは、僕たち教師だったのかもしれない。

 僕も含め、若い教師も増えてきていている(自分では若いと思っておきたいだけでもあるが・笑)。若い教師は、当たり前のように経験が足りていない。経験だけでこの仕事は上手くいくというわけではないが、経験はモノを言うことは多い。

 経験していないから、わからない・できないことはたくさんある。それを少しでも解消しようと思い、隣の教室をのぞき込む。だけど、その教室は閉じられていて見えない。そして、立ちすくんでしまう。こんな状況は、若手教師あるあるだと思う。これではいけない。

 そう思われたら、今まで述べてきたように教師がチームになりましょう。そうすると、教室にある開かずの扉が開かれるだろう。いや、むしろその扉を開いていかないといけない。僕たち教師はもう閉じこもっている時間はない。