小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

濃い時間

今週のお題「部活」

 

 部活での時間を思い返してみると、濃い時間だったな、と思う。学生生活のほとんどの時間を部活を共にした仲間と過ごした。そして、社会人となった今、休日に会うのは部活を共にした仲間である。というか、会いたくなるのは部活を共にした仲間だけなのである。このようなことは、部活をしていた方々の共感を得られることだろう。

 だからか、「部活をがんばる」ということは手放しで善きもの、と考えてしまいがちである。これは自分の経験・体験の「過度な一般化」である、ということに自覚的でないといけない。そうじゃないと、無意識の内に他者の首を絞めていることになってしまうかもしれない。

 僕は小学校教師であるので、部活の問題についてはけっこう距離がある。部活の問題が提起されるようになり、部活の影の部分に気づいた。それぐらい、盲目的でもあった。でも、盲目的だからこそ、濃い時間であった、と感じられているのかもしれない。

 と、堂々巡りのような考えに陥っている。だから、部活問題に「善い」も「悪い」も積極的に語れない。どうなんでしょうね、と少し距離を置きながら眺めている。しかし、これから注視し、考えていきたい課題でもある。

 まあ、とりあえず自分が抱いている、濃い時間を過ごした、という思いは大切にしていきたい。