小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

この言葉と共に歩む

 自分自身にとって大切な言葉の一つや二つ持っているだろう。僕にももちろんある。その言葉が出てくる一冊を紹介する。今回紹介する本は、本当に思い入れのある本である。

 登場人物である、かばくんが一生懸命? いろいろなことに取り組むのだが、なかなか上手くいかない。そのことを、絶妙な関西弁でおもしろおかしく表現している。

 教育実習をしていた時、僕は上手くいくはずもないのにも関わらず、上手くこなそうともがいていた。今、その時のことを思い返してみると、「そんなにできるはずがないのに」と、分かるのだけれども。その時は、上手くしないといけないという思いに縛られていた。もう、とにかく必死であった。

 そんな僕の心を見透かしたかのように、実習担当の先生はこの本を読み聞かせてくれた。あ、僕に対してではないですよ(笑)。子どもたちに対して読み聞かせをしていたのを、実習生として一緒に聞いていただけである。

 実習担当の先生としては、この後一日担任を務めることになる実習生への模範としての意味合いが強かったのかもしれない。だけど、僕にとってはそんなことよりも、何事にもこういうメンタリティで臨むことが大切であることを教えてくれているような意味合いで受け止めた。

 「ぼちぼちいこか」ということだよね。未だに上手くこなそうという思いが強い僕だけれども。だけど、この言葉が頭の中にあるから、ずいぶん違う、と思っている。

 「ぼちぼちいこか」、この言葉と共に、僕はこれから歩んでいくことになるのだ、と思う。そして、僕はこれからこの一冊を、そしてこの言葉を大切にして歩んでいくことになるのだ、と感じている。

ぼちぼちいこか

ぼちぼちいこか