以前に「しくじり授業」と題して、僕が(子どもも?)おもしろくない、と感じる授業に共通する型のようなものを書き綴っていた。それの続編を書いてみる。「しくじり授業」については過去記事を参照してください。
kyousituchallenge.hatenablog.jp
四つ目の型は「一問一答型」のしくじり。
一問一答ということは、教師からの発問に対して一人の子が答えて終わり、というもの。もちろん、発問によってはそれでいいこともある。しかし、終始一問一答というのはしくじりであろう。
なぜなら、一人の子どもしか答えないことになるから。そうすると、教室にいる数十人の子どもは「自分は答えなくてよいだろう」と思ってしまいがちになる。そうなると、子どもは授業に参加しようとしなくなる。だから、全体に広げるということを教師が意図的に行う必要があるだろう。
また、一人の子どもの考えだけで終わってしまうと考えが深まらない。だから、子どもの考えを問い返す等の教師の意図的な働きかけが必要になるだろう。
一問一答型のしくじりを二つ書き出してみた。どちらかと言うと先に書いた方が大きなしくじりではないだろうか、と考えている。なるべく授業は全員参加を目指したいし、それは子どもたちに頼るだけではいけない。教師が全員参加を目指し、指導を工夫するということは必須であろう。